「富山湾の宝石」の異名をとる白えびは、その濃厚な味わいで食通の間でも評価の高いグルメ食材。そんな宝石を何と『堅あげポテト 白えび味』という形でポテトチップス化してしまった。
■濃厚なえびの旨味に圧倒される問答無用に美味しいポテチ!
もともと白えび自体が、他地方の人間にとってはかなり幻度の高い食材なのだけれど、このカルビー『堅あげポテト 白えび味』(65g・実勢価格 税込約115円・発売中)も実は結構幻商品。というのも2016年3月に発売されたものの、中部エリア(富山県、石川県、福井県、岐阜県、愛知県、三重県)のコンビニ以外の店でしか手に入らなかったから。

それが最近、さりげなく東京のコンビニでも置かれるようになった。えびファンとしては、これは味わいを確かめないわけにはいかない。ということで、美しく淡いピンク色が特徴の白えびの味わいと、カルビーの厚みと硬さで生み出すゴリゴリの食感で人気の「堅あげポテト」のハーモニーを確認することとする。

富山県産白えびパウダーを100%使用して、そこに愛知県で醸造された甘味と香りに特徴がある白しょうゆを使用。「堅あげポテト」はおなじみの直火釜揚げ製法で作り上げた、タテに噛んでしまうと無傷では済まされない緊張感のある食べ心地のもの。そう、一度食べてしまうと他のポテトチップスが全て軟弱に感じてしまう独特のイモ感が絶大なポテチだ。

パッケージを開けるとブワッと広がるえびの風味。これはたまらない。えびファンならば即座によだれが量産されるはずだ。もちろんポテトチップスの油感も感じるのだが、違和感は全くない。

そして一枚取り出すと、さらにえび感が近づいてくる。口の中に入れたら、それは爆発する。そして広がるえびの旨味。ガリガリとポテチを噛み砕くたびにさらに旨味は倍増していくからすごい。世の中にはえびスナックはたくさんあるが、ここまで強力にえび感を全面に押し出した製品は初めてだ。旨味サポートとして鰹節も入っているのだが、全てえびをバックアップする脇役に徹しているのが見事。

これはもうえび味が好きな人なら箱買いしたくなるレベル。ぜひ全国発売でのレギュラー化を望みたいのだけれど、今の所不明。なので店頭で見つけたら、少し多めに買っておくことをおすすめしたい。また同時発売で「堅あげポテト はまぐりだし味」も存在するので、気になる人はそちらもぜひ。


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