芹那が事務所独立＆アイドルプロデュース、新たなことに常に挑戦中！「若い頃より今のほうが自信あるかも」

元SDN48のメンバーで、現在はタレント、アイドルのプロデューサーとして活動。昨年事務所から独立し、新たなスタートを切った芹那（せりな）を、6月2日（月）発売の『週刊プレイボーイ24・25合併号』で30代ラストとなるタイミングで撮り下ろし。

＊　＊　＊

■アイドル＝〝カワイイ〟を表現したいわけじゃない

――先月、誕生日を迎えられました。おめでとうございます。

芹那　ありがとうございます。何歳になってもまた週プレさんでグラビアを撮り下ろしていただけてとてもうれしいです。

――週プレでは、約11年ぶりの撮り下ろしです。カメラマンは、約17年前に芹那さんの初グラビアを撮影された栗山秀作さんです。

芹那　当時の私は芸能界に入りたての大学生。これからどんな活動が待っているのか想像もつかない頃で、「有名になりたい！」と、とにかく必死でした。

そんな姿を撮ってくれていた栗山さんとの再会。なんだか感慨深かったです。芸能活動を続けてきて良かったと思える一日でした。

――スタイルもあの頃とお変わりなく、スゴくおきれいでした。

芹那　体づくりが趣味と言えるくらい筋トレとピラティスが日課ですから。むしろ、若い頃より自信あるかもしれないです。決してグラビア向きの体形ではないけど、年齢を重ねるにつれて、維持できていることが武器になっている気がするんです。

努力している分、今のほうが撮られたい気持ちも強いです。これからも、まだまだグラビアをやっていきたいです。

――それは楽しみです。とはいえ昨年、事務所から独立したかと思えば、いきなりアイドルグループのプロデュースを発表。どういう経緯だったんですか？

芹那　SDN48を卒業した後すぐ、派生ユニットをプロデュースする話があったんです。興味はあったものの、当時は忙しすぎて踏み切れず。10年ほどたってようやく向き合える環境が整ったので、やってみることにしました。

――なるほど。突然思い立ったわけではなかったんですね。でもどうしてまた、アイドルだったんでしょう？

芹那　私自身、ここ10年で何度もアイドルに元気をもらいました。というのも、一生懸命お仕事に取り組む日々の中で、いつの間にか、ドキドキやワクワクを感じる瞬間が少なくなっていたんです。特に私と同世代で、同じように感じている方は多いんじゃないかな？

でもそんなとき、推しの存在が毎日を輝かしいものにしてくれた。推される側から推す側になって、あらためてアイドルの魅力に気づかされました。今、私が形にしたいのは、日々頑張る皆さんの特別な時間をつくることかもしれない。そう強く思い始めた頃、再びアイドルをプロデュースするチャンスが巡ってきたんです。

――想像以上に、アイドルに向ける言葉が熱くて驚いています。

芹那　えへへ。私がプロデュースしているアイドルグループ「踊れ！神風」は、〝日本を沸かす〟がコンセプト。

まぁ、みんな、ぐしゃぐしゃになっても十分カワイイんですけどね。プロデューサーとして胸を張って世界一だと言えるコたちです！

――おぉ～、なんだかスゴい！　お話を聞いてライブに行ってみたくなりました。

芹那　来ていただいた方には、「大好き！」って言葉を熱く叫ぶ体験をしてもらいたいです。日常生活で愛を叫ぶことってあまりないですよね？　でも生きる上で大切な行為だと思うんです。

SNSで匿名の誰かがつぶやくヘイトが目立つ世の中だからこそ、せめて身近な人たちには〝好きな人にすてきな言葉を大きな声で伝える時間〟を楽しんでもらいたいです。

――燃えていますね。挑戦を続ける芹那さん、カッコいいです！

芹那　先日「せりフェス」というアイドルイベントを主催して、SDNのメンバーと久々にステージに立ちました。これからも思い浮かんだことは、諦めずにやっていこうと思います。

スタイリング／設楽和代　ヘア＆メイク／浜田あゆみ

●芹那（せりな）　
1985年5月19日生まれ　北海道出身　身長160㎝　
◯現在、アイドルグループ「踊れ！神風」プロデュース中。6月21日（土）に踊れ！神風のハーフアニバーサリーONE MAN LIVE「煌めき」を開催予定。

芹那デジタル写真集『Better Days』　撮影／栗山秀作　価格／1100円（税込）

取材・文／とり　撮影／栗山秀作