『愛菜と福、たまにムック。』は、ドラマ内で双子の姉弟を演じる芦田愛菜ちゃんと鈴木福くん2人へのインタビューやドラマ撮影現場のレポートなどを掲載したフォトブック。
2人の素顔を見ることができる、『マルモのおきて』ファンのマストアイテムとなっている。
インタビュー中編となる今回は、フォトブック編集の裏話を中心にお話をうかがった。
◆中編:天才役者“犬”のマル秘エピソード
――今回はこのフォトブックの内容についてお話をうかがいたいのですが、犬のムックと、(「be!ポンキッキーズ」のキャラクターである)赤いムックの共演が実現しています。これはファンとしては嬉しい共演だったのではないかと思うのですが…。
「ムックという名前は、もじゃもじゃした毛が似ているということから、赤いムックが由来になっているんですね。また、ドラマの中でも、テレビの画面の中にムックが出てきたり、ムックのシールをペタペタ貼ったりしていまして、そういう経緯があったので、この本を編集しているときに犬のムックと赤いムックを対面させてみたいよね、という話を(ドラマの)プロデューサーからいただいたんです。
もともと私自身も、ポンキッキ関連の本を編集したことがあったので、そうしたご縁があって、この対面が実現したんですよ」
――夢の対面が完成した、と。
「でも、実は犬って着ぐるみが苦手らしいんですよ。だから、最初は不安だったんですが、さすが役者犬というところで(笑)1、2回ほど吼えたくらいで、あとは普通に撮影をこなしてくれましたね」
――天才子役ならぬ、天才役者犬ですね(笑)。先日テレビ番組で拝見したのですが、愛菜ちゃんは1ヶ月30冊を読む読書家なんですよね。
「読んでいましたね。何の本を読んでいたかはちょっと分からなかったんですけど、ロケの移動のときとか、お昼の休憩のときに読んでいて。ああ、すごいなあと思いました」
――このフォトブックには様々なコーナーがあって、それらを通して2人の素顔に近づいていきすが、本書を編集するにあたり、泣く泣くカットした企画はあったんですか?
「うーん…あまりなかったかな。やりたいことは全部やったと思いますね」
――この本には今大ヒットしている「マル・マル・モリ・モリ!」のテレビサイズの歌詞が掲載されていますが、前多さん自身は踊れますか?
「いや、もちろん踊れますよ! …あ、踊れないんですか?」
――そうですね…。覚えたいとは思っているのですが、27歳の独身男がテレビの前で無邪気に踊っている姿を自分で想像するとちょっと…。歌はすごく好きなんですけどね。
「そんなことないですよ。みんな踊っていますよ(笑)。でも子どもが踊っている姿を見るとすごく可愛いですよね。この前も、『マル・マル・モリ・モリ!』を歌っている子どもを見かけて。歌いやすいですしね」
<中編はここまで、後編に続きます!>
◆『愛菜と福、たまにムック。』秘蔵カットを公開中!
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