今年2月、中国から上野動物園にやってきた2頭のパンダ、リーリー(力力)とシンシン(真真)は、同園にとって3年ぶりのパンダということで、お披露目の日には徹夜行列組が出るほどの大盛況となりました。また、彼らの来日と合わせてリニューアルしたパンダ舎が公開され、上野動物園の新しい人気スポットになっています。

 しかし、残念ながら今の時期は気温が高いため、暑さに弱いパンダは一日中室内で飼育されており、屋外放飼場で活発に動き回るリーリー、シンシンを見るのは難しいかもしれません。

 すっかりインドア派になってしまったリーリーとシンシン。最近は運動不足とエサの食べすぎにより肥満気味に、秋からの食事制限が検討されています。リーリーにいたっては、来園から半年ほどの間に20キロも太ってしまったのだとか。

 前述のように、今は外で遊びまわるパンダたちを見るのは困難です。しかし、それでも元気に遊ぶパンダを観たい!という人には『ひとことパンダ リーリーとシンシン at 上野動物園』(上野動物園/監修、朝日新聞出版/刊)をおすすめします。


 本書はリーリーとシンシンの撮り下し写真88枚を掲載した写真集。くつろぎながら笹を食べたり、顔を洗ったり、水に浸かって遠くを見たりと、動物園を訪れてもなかなか見ることのできない、リラックスした彼らの姿は、実にかわいらしく、癒しの要素たっぷりです。また“「白と黒どっちが好き?」って聞きたい。”(8歳の女の子/豊島区)、“寝転がっておつまみ食べてまるでパパ”(8歳の女の子/文京区)など、それぞれの写真に添えられた子供たちのコメントも、どこかユーモラスで魅力的です。
 
 今も昔も大人気のパンダ。
 本書を通じてその魅力と素顔に触れてみてください。

 
※新刊JPでは、本書に収められた写真から厳選したリーリーとシンシンのスナップを掲載!(http://www.sinkan.jp/news/index_2176.html)活発な彼らの姿をご覧ください。
(新刊JP編集部/山田洋介)

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