バルセロナに所属するスペイン代表DFジョルディ・アルバが、エリック・アビダルSD(スポーツ・ディレクター)を批判するコメントを発した。7日に、アメリカメディア『ユーロスポーツ』が報じている。


 事の発端は、4日にアビダルSDが語った以下のインタビュー内容だった。

「多くの選手はエルネスト・バルベルデ前監督の下で満足していなかった。一生懸命物事に取り組んでいなかった選手もいる。バルベルデ前監督とドレッシングルームの関係は常に良好だったが、元選手の私だからこそ感じ取れる不穏な雰囲気がある。私はクラブに自分の考えを伝え、解任の決断を下した」

 この発言に対し、チームの主将であるリオネル・メッシが反発。自身の公式インスタグラムで「フロントの責任者たちも責任を引き受けるべき。
それに、選手の話をする時は名前を挙げるべきだ。そうでないと僕ら全員が汚され、余計な騒音が生まれかねない」と苦言を呈したことで、クラブ内に緊張が走っていた。

 そして、ピッチ内でメッシと好連携を見せるJ・アルバも、この度アビダルSDの発言について言及している。

「このクラブでは、外部からたくさん糞が投げ込まれる。だからこそ、僕たちは内部で糞を投げ合っている場合じゃないんだ」

「アビダルは選手だったし、彼はファンに愛されていたよね。だからこそ彼は、今のロッカールームの中がどうなっているのか、そして選手が(アビダルSDの発言を)どのように感じるかを知らなきゃいけないね」

 6日に行われたコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準々決勝でアスレティック・ビルバオに0-1で敗れ、バルセロナは10シーズンぶりに同大会ベスト4入りを逃した。
敗退のショックに加えて、バルセロナはクライシスの火種を抱えたままシーズンを戦っていくことになるのだろうか。