セリエA第3節が4日に行われ、アタランタとカリアリが対戦した。

 アタランタは開幕戦となった第2節でトリノを4-2で下し、ミッドウィークの第1節延期分ではラツィオに4-1の快勝を収めて2連勝。
一方のカリアリは、開幕節でサッスオーロと引き分け、前節はラツィオに敗戦。今季初白星をめざす今節は、インテルから加入したベテランDFディエゴ・ゴディンが加入後初出場および初先発となった。

 7分、アタランタが先制する。ホセ・ルイス・パロミノが相手のセンターバック間にパスを通すと、受けたルイス・ムリエルはトラップから一気に加速。そのままGKとの一対一を制した。22分にはドゥバン・サパタの落としから、エリア外のマルテル・デ・ルーンが追加点を狙ったが、強烈なシュートはクロスバーに直撃した。


 24分、カリアリは新加入ラズバン・マリンが供給した右コーナーキックにゴディンが頭で合わせて同点に追いつく。しかし29分、アタランタが勝ち越しに成功する。後方からのパス回しで徐々に敵陣深くへと侵入すると、最後はサパタの落としからアレハンドロ・ゴメスがエリア外でミドルシュート。弧を描いたボールがゴール右下隅に吸い込まれた。

 37分にはロビン・ゴセンスの折り返しにマリオ・パシャリッチが合わせて、アタランタが3点目を獲得。さらに42分、パロミノのスルーパスから抜け出したサパタが、左からカットインを仕掛けて自らフィニッシュ。
シュートは相手GKの手を弾いてネットを揺らし、アタランタは大量4点を奪って試合を折り返した。

 カリアリは52分、ハラランポス・リコヤニスの折り返しにジョアン・ペドロがダイレクトで合わせて、点差を2点に縮める。しかし81分、アタランタが再びリードを広げる。エリア内で受けた新加入のサム・ラマーズが軽やかなタッチで相手DFリコヤニスを剥がすと、角度のないところから右足でゴール左下に流し込んだ。

 試合はこのまま終了し、アタランタは開幕3連勝を記録した。次節、アタランタは17日にホームでナポリと、カリアリは18日にアウェイでトリノと対戦する。


【試合結果】
アタランタ 5-2 カリアリ

【得点者】
1-0 7分 ルイス・ムリエル(アタランタ)
1-1 24分 ディエゴ・ゴディン(カリアリ)
2-1 29分 アレハンドロ・ゴメス(アタランタ)
3-1 37分 マリオ・パシャリッチ(アタランタ)
4-1 42分 ドゥバン・サパタ(アタランタ)
4-2 52分 ジョアン・ペドロ(カリアリ)
5-2 81分 サム・ラマース(アタランタ)