バルセロナは、今夏の移籍市場でGKの獲得を目指す可能性があるようだ。11日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が報じた。


 バルセロナでは2014年夏にボルシアMGから加入したドイツ代表GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンが、正GKとして君臨している。それでも、シャビ監督はテア・シュテーゲンの能力とチーム力をさらに向上させるため、守護神とポジションを争える実力者の獲得を模索している模様。また、近年の同選手がひざに不安を抱えていることもあり、遜色ないバックアッパーを置いておきたいという思惑もあるようだ。

 現在の第2GKである元ブラジル代表GKネト、半年間の期限付き移籍でガラタサライ(トルコ)へと移籍しているスペイン代表GKイニャキ・ペーニャを来季もテア・シュテーゲンの控えとする可能性も当然ある。一方、必要に備えて、年齢や特長の異なる5人の実力者をリストアップしているという。

 名前が挙がっているのは、U-21フランス代表GKイラン・メリエ(リーズ)、モロッコ代表GKヤシン・ブヌ(セビージャ)、ポーランド代表GKバルトウォミェイ・ドロンゴフスキ(フィオレンティーナ)、U-21ベルギー代表GKマールテン・ファンデフート(ヘンク)、フランス人GKアルバン・ラフォン(ナント)の5名。
いずれも身長190センチ超えと、187センチのテア・シュテーゲンよりも背が高いのが特徴的だ。また、21歳のメリエと30歳のブヌがフィードの精度も評価されている一方、24歳のドロンゴフスキ、19歳のファンデフート、23歳のラフォンはセービングや反射神経などに定評がある。