アトレティコ・マドリードは6日、同クラブに所属するFWアントワーヌ・グリーズマンが、新シーズンから背番号『7』を着用することを発表した。

 4年ぶりにグリーズマンが、“ロヒブランコス”の『7』を背負うことが決まった。
2021年夏にアトレティコ・マドリードに復帰して以降は、FWジョアン・フェリックスが背番号『7』だったため、背番号『8』を着用。しかし今冬の移籍市場でJ・フェリックスがレンタル移籍し、空き番号になっていた。最終的に、J・フェリックスの去就が宙に浮いていることもあり、グリーズマンが自身の“トレードナンバー”を取り戻したようだ。

 1991年3月21日生まれのグリーズマンは現在32歳。レアル・ソシエダの下部組織出身で、2009年9月にトップチームデビューを果たした。2010-11シーズンからは同クラブの『7』を背負うと、当時は左ウィングを主戦場に攻撃を牽引し、ラ・リーガ屈指の選手に成長。
2014年夏に加入したアトレティコ・マドリードでも『7』を身に纏い、守備重視のスタイルにおける“アクセント”に。また、ディエゴ・シメオネ監督の下では2トップの一角として起用され、守備面での貢献度も増すなど、“万能型セカンドトップ”としてヨーロッパリーグ優勝の立役者となっている。

 その後は、バルセロナへと移籍したものの、2021年夏にアトレティコ・マドリードに復帰。当初は、バルセロナ移籍したことに対する反感から罵声やブーイングを受けていたが、プレーで徐々に信頼を取り戻していった。2022-23シーズンは、公式戦48試合に出場し16得点19アシストを記録するなど、驚異的な活躍を見せている。

 これまでに、クラブとフランス代表で何度も着用してきた『7』を取り戻したグリーズマン。
新シーズンは、より一層気合が入りそうだ。