アストン・ヴィラが、アトレティコ・マドリード所属のポルトガル代表FWジョアン・フェリックスに関心を寄せているようだ。16日、スペイン紙『アス』やイギリス紙『デイリーメール』が伝えている。


 現在23歳のJ・フェリックスは母国の名門ベンフィカで頭角を表し、2019年夏にクラブ史上最高額の1億2000万ユーロ(約187億円)でアトレティコ・マドリードに加入した。同クラブでは公式戦通算131試合の出場で34ゴール18アシストをマークしているものの、2022-23シーズン前半戦は出番が減少。今年1月の移籍市場では半年間の期限付きでチェルシーに加入したが、出場した公式戦20試合でそれほど大きなインパクトを残すことはできなかった。

 6月末の期限付き移籍期間満了に伴い、アトレティコ・マドリードに復帰したJ・フェリックス。しかし、ディエゴ・シメオネ監督の新シーズンの構想からは外れており、もはやチーム内に居場所はないようだ。同選手が着用していた背番号「7」はフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンのものになることが決定しており、直近ではトレーニングで行われたミニゲームに参加できなかったとすら報じられている。


 クラブ側が売却を本格的に検討し、選手本人も退団を希望しているとされているJ・フェリックス。そんな同選手に、アストン・ヴィラ移籍の可能性が浮上しているようだ。報道によると、アストン・ヴィラは1月の冬の移籍市場からJ・フェリックスに対して関心を寄せ続けているとのこと。ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)に参戦する新シーズンに向けて、攻撃陣を強化するべく同選手に具体的なオファーを提示する可能性があるという。アトレティコ・マドリードの要求額が高額であることから、レンタル獲得の可能性についても検討が重ねられているようだ。

 なお、J・フェリックス本人はチャンピオンズリーグ(CL)出場が可能なクラブへの移籍を望んでいる模様。
アストン・ヴィラのほかには、ルイス・エンリケ新監督が就任したパリ・サンジェルマン(PSG)や、古巣ベンフィカからの関心が報じられている。