アトレティコ・マドリードを率いるディエゴ・シメオネ監督が、28日に行われたラ・リーガ第3節ラージョ・バジェカーノ戦を振り返った。同日、スペイン紙『アス』が伝えている。


 ラ・リーガ開幕2試合で1勝1分の滑り出しを見せているアトレティコ・マドリードは、28日に行われた第3節でラージョ・バジェカーノと対戦した。前半2分にFWアントワーヌ・グリーズマンが口火を切る先制点を挙げると、FWメンフィス・デパイやFWアルバロ・モラタらの役者も揃ってゴールを記録。“要塞”と畏怖され、昨シーズンはバルセロナとレアル・マドリードをも返り討ちにした『エスタディオ・デ・バジェカス』で、ラージョ・バジェカーノを7-0で粉砕している。

 まず、シメオネ監督は「試合はとても良かった」としつつ、「開始早々から相手にダメージを与えられるスポットを見つけることができた。サウール(・ニゲス)、(ロドリゴ・)デ・パウル、グリーズマンが揃ったことで、チームはとても上手く機能したよ。戦うために必要な力強さがあったし、これを継続できることを期待している」と完成度の高さに満足しているようだ。


 今シーズンも優勝候補としては、レアル・マドリードとバルセロナのニ大巨頭に次ぐ、3番手に位置するアトレティコ・マドリード。それでも“シメオネイズム”を享受した守備陣と、両クラブと比べても遜色ない絢爛豪華な攻撃陣を擁するチームについて、指揮官は「私は再認識している。今いる選手には自信が持てるとね。選手層は厚く、この先も選手たちの良い瞬間を最大限に活かしたい」と強調。続けて「優勝候補の序列は変わらないか? イエスだ。我々が強すぎたからといって考えを改めるつもりはない。
マドリーとバルセロナの方が優れているから、彼らが失敗したときに、我々がそこにいられるように努力する」と虎視眈々と玉座を狙っている。

 開幕3試合無敗で2位浮上と好調なスタートを切ったアトレティコ・マドリードの次戦は、9月3日に行われる第4節セビージャ戦だ。