ここまで9勝6分3敗という成績を残し、現在は5位につけているドルトムント。
試合は立ち上がりの7分、中央でのルーズボールがボーフムの最終ライン背後のスペースへ流れると、このボールにドニエル・マレンが反応。飛び出してきたGKマヌエル・リーマンに倒され、ドルトムントにPKが与えられた。
その後もドルトムントが良い形で攻撃に出る場面を増やす。16分には敵陣中央右寄りの位置で前を向いたマレンが中央へ運ぶと、ユスファ・ムココを経由して、ペナルティエリア左へ走り込んでパスを受けたイアン・マートセンが左足一閃。強烈な一撃を放ったが、ここはGKリーマンの正面へ。36分にはペナルティエリア手前左寄りの位置で獲得したフリーキックを、サビツァーが直接狙ったが、またもGKリーマンが立ちはだかった。
このままドルトムントの1点リードで前半も終盤に差し掛かったものの、45分には最終ラインで連携ミスが発生。
後半に入るとボーフムはショートカウンターでゴールを脅かす場面を作り出したが、基本的にはドルトムントが主導権を握って時計の針を進める。なかなか勝ち越しゴールを挙げられなかったが、72分に再びスコアを動かした。直前にピッチに送り出されたばかりのジェイミー・バイノー・ギテンスが右サイドからドリブルを仕掛け、タイミングを見てペナルティエリア右のスペースへスルーパスを送る。
ドルトムントが勝ち越しに成功し、1点リードのまま終盤に突入。89分にはバイノー・ギテンスの仕掛けがペナルティエリア内でのファウルを誘い、再びドルトムントにPKが与えられた。立ち上がりの場面と同様にキッカーを務めたフュルクルクは、GKリーマンの逆を突く一撃をゴール右下へ転がし、ドルトムントが勝利を決定付けた。
試合はこのままタイムアップ。ドルトムントはウインターブレイク前の12月を未勝利で終えていたが、1月に入ってから好調を維持し、この試合で3連勝を飾った。
次節、ドルトムントは2月2日に敵地でハイデンハイムと、ボーフムは同3日にホームでアウクスブルクと、それぞれ対戦する。
【スコア】
ドルトムント 3-1 ボーフム
【得点者】
1-0 7分 ニクラス・フュルクルク(PK/ドルトムント)
1-1 45分 ニコ・シュロッターベック(OG/ボーフム)
2-1 72分 ニクラス・フュルクルク(ドルトムント)
3-1 90+1分 ニクラス・フュルクルク(PK/ドルトムント)