チェルシーに所属するセネガル代表FWニコラス・ジャクソンが決定力の改善を誓った。5月1日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。


 現在22歳のジャクソンは昨年夏にビジャレアルから推定総額3700万ユーロ(約62億円)の移籍金でチェルシーへ加入し、2031年6月末までの8年契約を締結した。新たな前線の主軸として期待を集めた若きストライカーは、ここまで公式戦39試合に出場し13ゴール5アシストをマーク。チームが不安定な戦いを続けるなか、初挑戦のプレミアリーグで既に二桁ゴールを達成している。

 しかし、決定的なチャンスをものにできず、批判を浴びることもしばしば。『スカイスポーツ』が集計したデータによると、ジャクソンは今シーズンのリーグ戦において、90分あたり「0.56」のゴール期待値を記録しているが、実際の得点数は「0.38」に留まっているという。また、ビッグチャンスでのミスは90分あたり「0.8」回となっており、これはチェルシー所属選手の中でワーストの数字だ。


 決定力不足が指摘されているジャクソンは「逃したチャンスでもっと得点するべきだったと思っている」と認めつつ、「すべての出来事には理由があるし、来シーズンも戦い続けようとしている。たとえ10点、15点取ったとしても、最も重要なことはチームがより高い成績を収め、ファンを喜ばせることだ。そうすればゴールも付いてくると思っている」と言及。そのうえで決定力向上への意気込みを次のように示した。

「僕は毎日成長しようと努力している。重要なことはチームのために試合に出場すること、そしてチームを助けるプレーをすることだ。
ミスは多いが、より多くのチャンスを作り、より多くのゴールを決めようとしている。うまくいけば、来シーズンはもっと良くなるだろう。今シーズンは学び、経験を積むための1年間だった。間違いなく良くなるだろうし、来シーズンはもっと多くのゴールやアシストで貢献したい」

 チャンスを逃しているとは言え、ここまで負傷離脱なくフル稼働し、多くのチャンスに絡み、一定の結果を残していることも事実。ジャクソンの更なる飛躍に期待がかかる。