両チームにとって今シーズンの目標達成に向けて絶対に落とすことができない勝利必須のロンドン・ダービーとなる。
この両チームの前回対戦は昨年11月。その時はチェルシーが数的有利を生かして4-1で快勝したが、2人の退場者を出したトッテナムも果敢に攻め続ける好ゲームを演じた。果たして今シーズン2度目の対戦はどのような展開となるのだろうか。
最初の決定機は5分のチェルシー。中盤左サイドでコナー・ギャラガーがボールを奪い、ミハイロ・ムドリクがDFラインの背後へスルーパスを送る。抜け出したニコラス・ジャクソンがゴールへ流し込んだが、カバーに入ったミッキー・ファン・デ・フェンがライン際で何とか掻き出した。果敢なハイプレスで優位性を保ち、チャンスの数で上回るチェルシーは24分、ギャラガーの長いFKにトレヴォ・チャロバーがヘディングで合わせ、先制に成功した。
リードを奪ったチェルシーは32分、右サイドで起点を作ったコール・パルマーが左へ展開し、ムドリクがカットインから右足を振り抜くもシュートは枠外へ。対してなかなかチャンスを作れずにいたトッテナムは38分にセットプレーからチャンスを迎える。
45+1分、トッテナムはポロとのパス交換でボックス内右へ抜け出したブレナン・ジョンソンがマイナスへ折り返し、パペ・マタル・サールがダイレクトで合わせる。流れの中で掴んだ最初の決定機だったが、シュートはチャロバーのブロックに阻まれ枠を外れた。前半はこのまま1-0で終了する。
後半の立ち上がりは拮抗した展開に。ボール保持率で上回るトッテナムは敵陣ハーフスペースやニアゾーンで起点を作り、何度か際どい形を作る。
72分、ボックス手前中央でFKを獲得したチェルシーはパルマーが左足で直接ゴールを狙う。このシュートはクロスバーを叩くも、跳ね返ったボールをジャクソンが頭で押し込み、チェルシーが貴重な追加点を奪った。その後はトッテナムが圧力を強めるも、なかなかフィニッシュまで持ち込めない展開が続く。
次節は5日に行われ、チェルシーはホームでウェストハムと、トッテナムはアウェイでリヴァプールと対戦する。
【スコア】
チェルシー 2-0 トッテナム
【得点者】
1-0 24分 トレヴォ・チャロバー(チェルシー)
2-0 72分 ニコラス・ジャクソン(チェルシー)