クロアチアサッカー連盟(HNS)は20日、EURO2024に臨む同国代表のメンバー26名、および予備メンバー9名を発表した。

 EURO2024予選でグループDに組み込まれたクロアチア代表は、グループ首位の座こそトルコ代表に譲ったものの、直接対決で1分1敗と未勝利に終わったウェールズ代表を上回り、2位で全日程を終えた。
6大会連続でEURO本大会行きの切符を掴み取っている。

 EURO2024の本大会ではグループBに入ることが決まっている。前回大会覇者のイタリア代表に加えて、大会最多タイ3度の優勝を誇るスペイン代表、予選ではチェコ代表やポーランド代表を抑えてグループ首位通過を果たしたアルバニア代表と同居。“死の組”と称される難しいグループに組み込まれた。FIFAワールドカップでは2大会連続で準決勝以上に駒を進めているものの、EUROではベスト8が最高成績。直近2大会はベスト16敗退、2012年大会ではグループステージ敗退に終わっていた。
まずは“死の組”を勝ち抜き、最高成績のベスト4以上を狙う。

 大会開幕まで1カ月を切ったなか、ズラトコ・ダリッチ監督によって選ばれたEURO2024本大会に臨む26名のメンバーが発表された。キャプテンのMFルカ・モドリッチを筆頭に、DFヨシュコ・グヴァルディオール、DFヨシプ・スタニシッチ、MFマテオ・コヴァチッチなど、欧州の最前線で活躍するメンバーが順当に選出。EURO2008から同大会に出場しているモドリッチにとっては、今大会は自身5度目の大舞台となる。

 また、昨年9月に右ひざの前十字靭帯を損傷しながら、今年1月から母国のハイドゥク・スプリトに加入し、既に実戦復帰を果たしているFWイヴァン・ペリシッチや、サウジアラビアに移ってからも活躍を続けるMFマルセロ・ブロゾヴィッチといった、ベテラン選手たちも名を連ねた。現在負傷のため戦線を離脱しているMFニコラ・ヴラシッチも、大会までの復帰を見込まれ、メンバーに入った。


 今回発表されたクロアチア代表メンバー26名と予備メンバー9名は下記の通り。

■クロアチア代表
▼GK
ドミニク・リヴァコヴィッチ(フェネルバフチェ/トルコ)
イヴィツァ・イヴシッチ(パフォス/キプロス)
ネディリコ・ラブロヴィッチ(リエカ)

▼DF
ドマゴイ・ヴィダ(AEKアテネ/ギリシャ)
ヨシプ・ユラノヴィッチ(ウニオン・ベルリン/ドイツ)
ヨシュコ・グヴァルディオール(マンチェスター・シティ/イングランド)
ボルナ・ソサ(アヤックス/オランダ)
ヨシプ・スタニシッチ(レヴァークーゼン/ドイツ)
ヨシプ・シュタロ(アヤックス/オランダ)
マルティン・エルリッチ(サッスオーロ/イタリア)
マリン・ポングラチッチ(レッチェ/イタリア)

▼MF
ルカ・モドリッチ(レアル・マドリード/スペイン)
マテオ・コヴァチッチ(マンチェスター・シティ/イングランド)
マルセロ・ブロゾヴィッチ(アル・ナスル/サウジアラビア)
マリオ・パシャリッチ(アタランタ/イタリア)
ニコラ・ヴラシッチ(トリノ/イタリア)
ロヴロ・マイェル(ヴォルフスブルク/ドイツ)
ルカ・イヴァヌシェツ(フェイエノールト/オランダ)
ルカ・スチッチ(ザルツブルク/オーストリア)
マルティン・バトゥリナ(ディナモ・ザグレブ)

▼FW
イヴァン・ペリシッチ(ハイドゥク・スプリト)
アンドレイ・クラマリッチ(ホッフェンハイム/ドイツ)
ブルーノ・ペトコヴィッチ(ディナモ・ザグレブ)
マルコ・ピアツァ(リエカ)
アンテ・ブディミル(オサスナ/スペイン)
マルコ・パシャリッチ(リエカ)

■予備メンバー
▽GK
ドミニク・コタルスキー(PAOKテッサロニキ/ギリシャ)

▽DF
ドウイェ・チャレタ・ツァル(リヨン/フランス)
ボルナ・バリシッチ(レンジャーズ/スコットランド)
ニコ・シグル(ハイドゥク・スプリト)

▽MF
クリスティヤン・ヤキッチ(アウクスブルク/ドイツ)
トニ・フルク(リエカ)
ペタル・スチッチ(ディナモ・ザグレブ)

▽FW
マリン・リュビチッチ(LASKリンツ/オーストリア)
イゴール・マタノヴィッチ(カールスルーエ/ドイツ)


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