ブンデスリーガのバイエルンが、バーンリーを率いるヴァンサン・コンパニ監督の引き抜きを画策しているようだ。20日、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏などが伝えている。


 現在38歳のコンパニ監督は、アンデルレヒトの下部組織出身で2003-04シーズンにトップチームデビューを果たした。その後はハンブルガーSVでのプレーを経て、2008年にマンチェスター・シティに加入。2019年には選手兼監督としてアンデルレヒトへ帰還し、翌年からは監督業に専念した。以降は2022年6月にバーンリーの指揮官へと就任すると、圧倒的な強さでチャンピオンシップ(2部)を制覇し、1年でのプレミアリーグ復帰を実現。しかし、迎えた今シーズンは19位フィニッシュとなり、再びチャンピオンシップへの降格が決定した。

 そんななか、ロマーノ氏は自らのX(旧Twitter)公式アカウントを更新。
複数のクラブがコンパニ監督に対して関心を抱いていると紹介し、今シーズン限りでトーマス・トゥヘル監督が退任するバイエルンも、コンパニ監督を後任として検討中だと指摘している。

 また、ドイツメディア『スカイ』は、バーンリーとコンパニ監督が契約を2028年まで残しているものの、すでに両者が交渉を行ったと報道。同監督がメインとする「4-2-3-1」のシステムをバイエルンも採用していると共通点を挙げ、バイエルン側が「ベルギー人に多くの可能性を見出している」と報じた。