ラツィオに所属するイタリア代表FWチーロ・インモービレが、来シーズンの同クラブ残留を明言した。20日、イタリア紙『コッリエレ・デッロ・スポルト』がコメントを伝えている。


 マウリツィオ・サッリ監督のもと、昨シーズンはセリエAを2位で終えるなど好成績を残し、チャンピオンズリーグ出場権を獲得して今シーズンを迎えたラツィオ。しかし、開幕序盤から不調に陥ると、公式戦4連敗を喫した3月にサッリ監督が辞任を表明した。後任にトゥドール新監督が就任して以降は復調し、最終的にはリーグ7位フィニッシュを果たしたラツィオだが、4月に背番号10を背負うスペイン人MFルイス・アルベルトが今季限りでの退団を表明しており、キャプテンを務めるインモービレに対してもインテルが関心を示すなど、来シーズンのメンバー編成について不安が残る状況となっている。

 そんななか、スポーツイベント『EA7・ワールドレジェンド・パデルツアー』に参加したインモービレは、「ラツィオとは2年契約を結んでいるし、うまくいっている」とクラブとの良好な関係を強調。「よく知っている人たちもいるし、家族も良い気分だ。離れる必要がある理由は見当たらない」とラツィオに残留する意向を示した。


 一方で、「このようなシーズンの後、多くの疑問符がつくのは明らかであり、特に僕に対しては多少の批判が来る」と苦しんだ1年を回想。続けて、「監督を変えると実際に感情の火がつき、それが一定の結果をもたらすことになる。僕たちはトゥドールが何を求めているのかをすぐに理解するのに長けていた。なぜなら、ある極端から別の極端に進んだからだ」と監督交代について触れつつ、「サッリのような偉大な監督を変えることは、チームにとって大きな敗北だ」と悔しさを口にしている。