1965年9月25日生まれの長谷川氏は現在59歳。
しかしその後は、左CB河面旺成やFW山岸祐也、FWキャスパー・ユンカーら主力選手のケガが相次ぎ、現有戦力の最適解をなかなか見つけられず。夏場には優勝戦線から離脱した他、天皇杯ではJAPANサッカーカレッジに大金星献上の失態を犯した。
一方、ルヴァンカップは柏レイソルとのプレーオフラウンドを制した後、準々決勝のサンフレッチェ広島戦では“勝負師”の辣腕で、PK戦の末に劇的勝利へと導いた。そしてその風に乗って、準決勝で横浜F・マリノスを、決勝戦ではアルビレックス新潟を倒し、“5つ目の輝く星”を獲得。また、過去4回ともタイトルをもたらしたのは、アーセン・ベンゲル、ジョアン・カルロス、ドラガン・ストイコヴィッチ、マッシモ・フィッカデンティとすべて外国籍の指揮官であり、クラブ史上初の“日本人優勝監督”になった。
さらに今シーズンも、“健太チルドレン”が誕生。DF森下龍矢、CB藤井陽也に続き、3人目となったのは、アビスパ福岡から加入したCB三國ケネディエブスだ。開幕節からスタメンで起用すると、加速度的に成長を遂げ、中盤戦頃にはディフェンスリーダーとして台頭。
なお、J1リーグは第36節終了時点で11位に。このままでは同体制最低順位でのフィニッシュとなるが、GKランゲラックの有終の美と来シーズンへと弾みをつけるためにも、ラスト2試合を勝利で飾りたいところだ。