ここまで4試合を消化したリーグフェーズで2勝2敗を記録し、勝ち点「6」の23位につけているアトレティコ・マドリード。
試合の立ち上がりはスパルタ・プラハが押し込んだものの、次第にアトレティコ・マドリードが主導権を掌握。15分にはドリブル突破を試みたフリアン・アルバレスが相手に倒され、ボックス正面でアウェイチームがフリーキックを獲得する。そのままアルバレスが自らキッカーを務めると、右足から放たれたボールは美しい曲線を描いてゴールイン。アトレティコ・マドリードがスコアを動かした。
勢いに乗るアトレティコ・マドリードは、37分にも決定機を作り出す。右サイドで得たスローインの流れからスパルタ・プラハが逆サイドに展開すると、アルバレスがハーフライン付近でインターセプトに成功。ドリブルを開始してDFを引きつけ、ペナルティエリア手前でフリーとなっていたアレクサンダー・セルロートにラストパスを出す。しかし、冷静に相手をかわしてシュートを狙ったが、GKピーター・ヴィンダール・イェンセンのビッグセーブによって防がれた。
そんななか、43分にアトレティコ・マドリーが右サイドでコーナーキックを奪取。短いリスタートからのクロスはクリアされたものの、左に流れたボールをマルコス・ジョレンテがヘディングでコナー・ギャラガーへと繋ぐ。リターンを受けてゴール前にインスイングのクロスを供給。飛び込んできたセルロートの頭には合わなかったが、ボールはゴールに吸い込まれ追加点をマークした。
さらに59分、アトレティコ・マドリードが自陣深くから縦パスを繋いでボールを前進。前がかりにプレスをかけてきたスパルタ・プラハを裏返し、“擬似カウンター”の局面を生み出す。フリーでボールを引き出したアルバレスがハーフラインからドリブル。ボックス手前でジュリアーノ・シメオネとのワンツーを選択し、GKのニアを打ち抜くシュートを決めて3点目を挙げた。
70分には途中投入のアントワーヌ・グリーズマンが結果を残す。アトレティコ・マドリードが最終ラインからビルドアップし、中盤へと降りてきたグリーズマンがロドリゴ・デ・パウルとのワンツーで中央を突破。ドリブルで運びながら右サイドのM・ジョレンテにボールを展開する。ボックス内で折り返しを受け、ワントラップから右足を一閃。
その後も、アトレティコ・マドリードは85分と89分にアンヘル・コレアが得点を記録。結局、試合は6-0で終了し、アトレティコ・マドリードがCL連勝を飾った。次節は来月11日に行われ、スパルタ・プラハはアウェイでフェイエノールト(オランダ)と対戦。アトレティコ・マドリードはホームでスロヴァン・ブラチスラヴァ(スロバキア)と対戦する。
【スコア】
スパルタ・プラハ 0-6 アトレティコ・マドリード
【得点者】
0-1 15分 フリアン・アルバレス(アトレティコ・マドリード)
0-2 43分 マルコス・ジョレンテ(アトレティコ・マドリード)
0-3 59分 フリアン・アルバレス(アトレティコ・マドリード)
0-4 70分 アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード)
0-5 85分 アンヘル・コレア(アトレティコ・マドリード)
0-6 89分 アンヘル・コレア(アトレティコ・マドリード)