レアル・マドリードに所属するMFフェデリコ・バルベルデが、チャンピオンズリーグ(CL)のマンチェスター・シティ戦に向けた前日会見に出席した。18日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。


 チャンピオンズリーグ・ノックアウトフェーズ進出をかけたプレーオフラウンドが目下行われており、マンチェスター・シティと対戦したレアル・マドリードは、1stレグを3-2と先勝。19日に本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』で行われる2ndレグ向けて、1点のアドバンテージを獲得した。

 その一方で、ディフェンスラインに負傷者が続出しているレアル・マドリード。先の1stレグでは、長期離脱中の右SBダニエル・カルバハルとCBエデル・ミリトンに加え、右SBルーカス・バスケス、CBアントニオ・リュディガー、CBダヴィド・アラバまでも欠場。結局、MFフェデリコ・バルベルデが右サイドバックを務めるなど、“即席4バック”での戦いを強いられていた。

 そんなバルベルデは、マンチェスター・シティとの2ndレグに向けた前日会見に出席。このタイミングで、ルーカス・バスケスら後者3選手が戻ってきたものの、右サイドバックとしてスタメン出場することが予想される同選手は、本職と異なるポジションでプレーすることについて、「今のところは、満足している。カルバハルやルーカスが離脱しているから、そこでプレーしているのに他ならないけど、かなりうまくやれていると思う」と手応え。続けて「監督が望むならどこでもプレーするつもり。もしいつか、中盤に居場所がなくなったら、サイドバックとしてプレーするよ。僕は、今も学び続けていて、それが大切なこと」と意欲的に取り組んでいることを語った。

 さらに、バルベルデは「ルーカスやカルバハルのようなお手本となる選手がいる。
彼らはマドリーのレジェンド。僕はキャプテンのひとりとして彼らを尊敬し、学ぼうとしている。どのポジションでプレーするにしてもベストを尽くすようにしているし、それが自分の視野を広げるのに役立つ」とチームメイトからスキルを吸収していくと口にした。

 また、プレーオフラウンド突破に自信を覗かせるバルベルデは、「1stレグの素晴らしい試合に満足している。チーム全員のモテベーションが高く、トレーニングの様子を見ても安心できる。攻撃陣は守備をサボらず、守備陣は積極的に攻撃参加する。そういった姿勢は、勝ち抜けるという安心と自信を与えてくれる」としつつ、「少しリラックスできているんだ。ビハインドを追う側ではないからね。素晴らしい夜になることを期待しよう。そのために、みんなで支え合わなければならない」と述べている。

 リーグフェーズでは不覚を取り、ノックアウトフェーズへのストレートインを逃したレアル・マドリード。プレーオフラウンドでの敗退は、“エル・ブランコ”のプライドが許さないが、バルベルデは2ndレグでも右サイドからチームを勝利に導けるのだろうか。

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