セルティックに所属する日本代表MF旗手怜央の去就に注目が集まっている。4日、スコットランド紙『デイリー・レコード』が伝えている。


 現在27歳の旗手は、2020年に順天堂大学から川崎フロンターレに入団。公式戦通算77試合に出場し、前線、中盤、左サイドバックでプレーするポリバレントな活躍で2度のJ1リーグ優勝に貢献した。

 2022年1月に川崎Fからセルティックに完全移籍すると、ここまで公式戦通算132試合の出場で23ゴール24アシストを記録しており、スコティッシュ・プレミアシップ3連覇、2022-23シーズンは国内3冠、2023-24シーズンは国内2冠獲得に貢献している。

 そんな旗手は2028年6月30日までセルティックとの契約を締結しているものの、今年1月に日本代表FW古橋亨梧がレンヌへと移籍したことに続いて、今夏の移籍市場でセルティックを離れる可能性が浮上しているようだ。

 今回の報道によると、セルティックはかねてより関心を寄せているマザーウェルに所属する現在18歳で有望株のU-21スコットランド代表MFレノン・ミラーの獲得に今夏本格的に動き出す予定であるものの、同選手自身がベンチに座るために移籍することを望んでいないため、セルティックは同選手を獲得する前に誰かを放出する必要があると見られている。

 そこで売却の有力候補として旗手の名前が挙げられているという。昨夏にはブライトンやトッテナム、レスターといったプレミアリーグのクラブから関心が寄せられており、ロシアのゼニトから正式なオファーが届いていたほか、フランスのクラブからも1000万ポンド(約19億円)のオファーが届くなど、多くのクラブから関心が寄せられていることから、今夏の移籍市場では同選手を売却して代わりにミラーを獲得する可能性が指摘されているが、果たして旗手はセルティックを離れることになるのだろうか。
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