チャンピオンズリーグ(CL)・ラウンド16ファーストレグが現地時間5日に行われ、バルセロナは敵地『エスタディオ・ダ・ルス』でベンフィカと対戦した。
70分近くを10人で戦い、合計26本ものシュートを浴びながら完封勝利を収めたバルセロナ。チーム全体のハードワークもさることながら、8セーブを記録したシュチェスニーの活躍なくして、この結果は成し遂げられなかっただろう。ハンジ・フリック監督も試合後に「素晴らしいチームパフォーマンスだった。今日は良いGKがいて、それが我々にとって素晴らしいことだった」と明言している。
シュチェスニーは昨シーズン終了後にユヴェントスとの契約を1年前倒しで解消し、その後に現役引退を表明。しかし、ドイツ代表GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンが長期離脱することとなったバルセロナからの誘いを受けて、昨年10月に現役復帰を決断し、1年間の短期契約を締結した。加入当初は出番が訪れなかったものの、今年1月のコパ・デル・レイ(国王杯)3回戦でデビューし、以降は公式戦14試合に出場。ここまで8度のクリーンシートを記録し、出場した14試合の戦績は12勝2分無敗となっている。
かつてレアル・マドリードやバレンシアで活躍した元スペイン代表GKサンティアゴ・カニサレス氏は、フリック監督がシュチェスニーを先発起用するようになったことについて「昨夜(ベンフィカ戦)の出来事を予想していたのはハンジ・フリックだけだろう。イニャキ・ペーニャは素晴らしいプレーをしていたが、フリックは短期的なことを考えていなかった。
なお、スペイン紙『マルカ』によると、バルセロナはシュチェスニーとの契約を1年間延長したいと考えており、近く正式な話し合いを行う予定だという。
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