現在19歳のハイセンはセンターバック(CB)を主戦場とするプレーヤーで、ユヴェントスの下部組織出身。2023年10月にトップチームデビューを飾ると、その後はローマへのレンタルを経て、昨年夏にボーンマスへ活躍の場を移した。今シーズンはここまで公式戦通算27試合に出場し2ゴールをマークするなど、アンドニ・イラオラ監督率いるチームの主軸に定着。今月にはスペイン代表に初招集されるなど、大ブレイクを遂げている。
ハイセンに対してはリヴァプールやマンチェスター・シティら複数のメガクラブが関心を寄せているが、レアル・マドリードもその中の一つ。ドイツ代表DFアントニオ・リュディガーとオーストリア代表DFダヴィド・アラバがすでに30代に突入していることや、ブラジル代表DFエデル・ミリトンが近年負傷離脱を繰り返していることから、今夏の移籍市場でのCB補強を検討しており、獲得候補の一人としてハイセンをリストアップしているようだ。
報道によると、ハイセンは若さ、主要リーグでの経験、将来性というレアル・マドリードの補強戦略におけるキーファクターを兼ね備えた存在であり、現在クラブ内で最も注目を集めている選手だという。すでに代理人を務める実父と接触しており、今後獲得に向けた具体的な動きが見られる可能性も低くはなさそうだ。
なお、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ハイセンがボーンマスと締結している契約には5000万ポンド(約97億円)の解除条項が付随しており、今夏に有効となるようだ。