先月15日のラ・リーガ第24節セルタ戦を最後に、右足の筋肉負傷により戦線を離脱しているコケ。当初は3~4週間程度で復帰すると見られており、今月上旬に行われたレアル・マドリードとのチャンピオンズリーグ・ラウンド16に照準を合わせていたことが取り沙汰されたが、最終的には間に合わず、以降も欠場が続いていた。
そんなコケだが、ケガからの復帰を加速させているようだ。『アス』によると、ディエゴ・シメオネ監督からオフを与えられていたチームは、代表活動を終えたばかりのGKヤン・オブラクとCBロビン・ル・ノルマンを除き、24日にトレーニングを再開させると、コケも全体メニューに部分合流したとのこと。その後は、リカバリーコーチの下で個別メニューに励んだことを併せて伝えている。
また『アス』は、コケのコンディションが徐々に上がってきており、「彼は2月15日以来プレーしていないが、今週の土曜日のエスパニョール戦には出場できる予定」と早ければ今週末のリーグ戦で、プレーできる可能性を指摘している。
アトレティコ・マドリードが正念場を迎えている。3月に入り、チャンピオンズリーグでレアル・マドリードに敗れて悲願のビッグイヤーにまたしても届かず、ラ・リーガではバルセロナとの直接対決に逆転負けを喫して優勝争いから一歩後退した。まさにここが、今シーズンの分水嶺。“チョリスモ”を誰よりも体現するカピタンの復帰は、失意に沈みかけているチームに反撃の活力を与えるのだろうか。