クリスタル・パレスを率いるオリヴァー・グラスナー監督が、フランス人FWジャン・フィリップ・マテタの復帰を明言した。28日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。


 マテタは3月1日に行われたFAカップ5回戦のミルウォール(2部)戦(○3-1)に先発出場したものの、試合開始6分にDFラインの裏に出たボールを追いかけた際に、このボールを処理したミルウォールGKリアム・ロバーツと衝突。GKロバーツは浮き玉のボールに先に触りクリアしていたが、蹴った足は高く上がり、マテタの頭部付近が足裏で蹴られる形となっていた。

 これにより、すぐに病院に運ばれたマテタは左耳に重度の裂傷を負い、25針を縫うことになったが、検査の結果は良好ですぐに退院したことが発表されていた。それでも、これ以降は出場できない状態が続いていた。

 そんなマテタだが、29日に行われるFAカップ準々決勝のフルアム戦で復帰できる可能性が浮上していたなか、グラスナー監督は前日会見で復帰に向けて調整を進めていた同選手の状態を次のように明かした。

「彼は2週間ほど私たちとトレーニングをしている。もちろん、常に保護付きだったが、少しトレーニングすることも彼にとっては重要なことだった。インターナショナルブレイク中に内部で試合があり、彼は問題なく60分間プレーをできた。彼は準備ができているよ」

「骨折も脳しんとうもなかった。耳だけだった。ひどいケガだったが、一部の選手は耳の状態が以前よりも良いと言っていたよ。医師は適切な保護を見つけるために素晴らしい仕事をした。
彼らは2、3枚のマスクを試した。プレミアリーグとFAの承認は受けている。彼はトレーニングでそれを試した。それが問題だと思ったら、彼を起用することはないよ」
編集部おすすめ