ここまで30試合を消化したリーグ戦で17勝9分4敗を記録し、勝ち点「60」の3位につけるアトレティコ・マドリード。
試合はアウェイのバジャドリードが21分にスコアを動かす。左サイドでコーナーキックを獲得すると、ダルウィン・マチスが入れたボールがクレマン・ラングレの手に直撃。オンフィールドレビューの結果、バジャドリードにPKが与えられ、ママドゥ・シラがキックを沈めて先制点をマークした。
一方のアトレティコ・マドリードも、23分に細かくパスを繋ぎながら相手ボックス内へと侵入。ボールを受けたジュリアーノ・シメオネがハビ・サンチェスに足を踏まれる形で倒され、VARの介入によりオンフィールドレビューが実施される。主審はファウルと判断し、ホームチームがPKを奪取。フリアン・アルバレスがゴール正面に蹴り込んで決め切り、25分にゲームは振り出しへ戻された。
さらに同点弾から2分後、アトレティコ・マドリードがスコアをひっくり返す。自陣左サイドでのスローインからプレーが再開され、バジャドリードがミドルブロックを敷いたことでスムーズに右サイドへと展開。
先制しながら先行を許したバジャドリードだったが、55分にチュキがボックス正面でラングレと接触。主審はラングレにイエローカードを提示しつつバジャドリードにフリーキックを与え、キッカーを務めたハビ・サンチェスが直接右足でゴールを狙う。ボールは壁に当たりながら枠内に吸い込まれ、GKヤン・オブラクの逆を突く形でネットを揺らした。
それでも71分に再びアルバレスがPKを沈めて、アトレティコ・マドリードがまたも勝ち越し。79分にはGKが弾いたセカンドボールを途中投入のアレクサンダー・セルロートが押し込み、リードを2点に広げる。結局、そのまま試合は4-2で終了。アトレティコ・マドリードがリーグ戦連勝を飾った。次節、アトレティコ・マドリードは19日にアウェイでラス・パルマスと対戦。バジャドリードはその翌日にホームでオサスナと対戦する。
【スコア】
アトレティコ・マドリード 4-2 バジャドリード
【得点者】
0-1 21分 ママドゥ・シラ(PK/バジャドリード)
1-1 25分 フリアン・アルバレス(PK/アトレティコ・マドリード)
2-1 27分 ジュリアーノ・シメオネ(アトレティコ・マドリード)
2-2 56分 ハビ・サンチェス(バジャドリード)
3-2 71分 フリアン・アルバレス(PK/アトレティコ・マドリード)
4-2 79分 アレクサンダー・セルロート(アトレティコ・マドリード)