ここまで31試合を消化したリーグ戦で18勝9分4敗を記録し、勝ち点「63」の3位につけるアトレティコ・マドリード。
序盤から拮抗した展開となった一戦は、22分にラス・パルマスが最初の枠内シュートを記録する。右サイドでコーナーキックを獲得し、ショートパスでのリスタートからアルベルト・モレイロがボックス内へとクロスを供給。相手に当たったボールがニアのファビオ・シルヴァに繋がり、体勢を崩しながら入れた折り返しがマーカーにディフレクトしながらゴール前へ飛ぶ。スコット・マッケンナが競り勝つと、最後はアレックス・スアレスがヘッド。だが、シュートはGKにキャッチされてしまった。
対するアウェイチームも前半終盤に連続で決定機を創出。37分に左サイドでのスローインから逆サイドに展開し、ボールを受けたマルコス・ジョレンテがスピードに乗ったドリブルで前進する。ペナルティエリア右角から入れたラストパスは一度カットされるが、相手のクリアをM・ジョレンテ自ら回収。ミカ・マルモルとのコンタクトで生まれたこぼれ球をジュリアーノ・シメオネが拾うと、右サイド深くからゴール前にグラウンダーのクロスを送る。
さらに、40分には自陣中央でパブロ・バリオスがボールを奪い、頭で繋いだパスがアルバレスへとわたる。右脇を駆け上がるG・シメオネへと散らすと、アトレティコ・マドリードの武器であるカウンターに移行。広大な右サイドのスペースをG・シメオネがドリブルで運び、右足で入れたアーリークロスにアレクサンダー・セルロートが飛び込むが、枠を捉えたヘディングはまたもGKホルカシュによってストップされてしまう。
後半も一進一退の攻防が続いたが、互いに決定機を作れないまま時間が経過。すると、アディショナルタイムにラス・パルマスのハビ・ムニョスが値千金の決勝弾をゲット。結局、そのまま試合は1-0で終了し、ラス・パルマスが残留に向けて大きな白星を掴んだ。次節、ラス・パルマスは23日にアウェイでアスレティック・ビルバオと対戦。アトレティコ・マドリードはその翌日にホームでラージョ・バジェカーノと対戦する。
【スコア】
ラス・パルマス 1-0 アトレティコ・マドリード
【得点者】
1-0 90+3分 ハビ・ムニョス(ラス・パルマス)

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