アラブ首長国連邦(UAE)サッカー協会は19日、ルーマニア人のコスミン・オラロイ氏が同国代表の新監督に2年契約で就任することを発表した。

 オラロイ監督は現在シャールジャ(UAE)を率いており、AFCチャンピオンズリーグ2で決勝進出を果たしている。
そのため、UAE代表のチームに合流するのは5月末からになるようだ。

 UAE代表はFIFAワールドカップ26アジア最終予選のグループAで現在3位。自動出場圏内の2位ウズベキスタン代表と勝ち点差「4」離れているなか、3月25日に行われた朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)代表戦(◯2-1)の直後にパウロ・ベント前監督を解任していた。

 現在55歳のオラロイ監督は、現役時代にセンターバックとしてプレーし、キャリア晩年にはジェフユナイテッド市原(千葉)に在籍。J1リーグの10試合に出場した。

 引退後は母国のステアウア・ブカレストほか、アル・ヒラル(サウジアラビア)、アル・アイン(UAE)、アル・アハリ(UAE)、江蘇(中国)などでも監督を歴任してきた。また、2014年12月末から2015年1月にかけてサウジアラビア代表の暫定監督を務めたが、AFCアジアカップ2015では失意のグループステージ敗退。オラロイ監督にとっては、それ以来の代表監督挑戦となる。

 UAE代表は6月5日にウズベキスタン代表と直接対決。同月10日にはキルギス代表と対戦する。
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