ここまで33試合を消化したリーグ戦で18勝12分3敗を記録し、勝ち点「66」の2位につけるアーセナル。
試合は開始早々の3分にアーセナルがスコアを動かす。ガブリエウ・マルティネッリが敵陣左サイドで倒され、ホームチームがフリーキックを獲得。キッカーを務めたマルティン・ウーデゴーアがゴール前にクロスを入れると、ニアに送った鋭いボールにヤクブ・キヴィオルが反応する。強烈なヘディングでネットを揺らし、アーセナルが得意なセットプレーで先制点を挙げた。
対するクリスタル・パレスも、27分に同じくセットプレーから同点弾を挙げる。ポケットに走り込んだ鎌田のクロスが右サイドでのコーナーキックを生み出し、アダム・ウォートンがキッカーを担当。意表を突く形でボックス手前方向にクロスを送ると、
待ち受けるエベレチ・エゼがダイレクトで右足を振る。アクロバティックに合わせたボレーシュートはバウンドしながらゴール前の混戦を抜け、ポストに当たりながらネットを揺らした。
そんななか、42分に再びアーセナルが先行する。
攻守で存在感を放つ鎌田は、コーナーキックのキッカーとしてもチャンスを演出。すると82分、アーセナルが最終ラインでポゼッションを行うと、鎌田がボランチの位置から飛び出して鋭いプレスを仕掛ける。これがウィリアン・サリバのパスミスを誘発し、ボールを回収したジャン・フィリップ・マテタがループを狙う。柔らかく放ったシュートはGKの頭上を通過し、鎌田を起点にクリスタル・パレスがまたも同点に追いついた。
結局、そのまま試合は2-2で終了し、互いに1ポイントずつを分け合う結果に。なお、鎌田はフル出場を果たした。次節、アーセナルはチャンピオンズリーグ準決勝を挟み、来月3日にホームでボーンマスと対戦。クリスタル・パレスはFAカップ準決勝を挟み、来月5日にホームでノッティンガム・フォレストと対戦する。
【スコア】
アーセナル 2-2 クリスタル・パレス
【得点者】
1-0 3分 ヤクブ・キヴィオル(アーセナル)
1-1 27分 エベレチ・エゼ(クリスタル・パレス)
2-1 42分 レアンドロ・トロサール(アーセナル)
2-2 82分 ジャン・フィリップ・マテタ(クリスタル・パレス)