日本代表MF田中碧が所属するリーズのダニエル・ファルケ監督は、自身の解任報道を一蹴した。25日、イギリス『スカイスポーツ』が同指揮官のコメントを伝えている。


 21日に行われたチャンピオンシップ(イングランド2部)第44節のストーク戦で6-0の大勝を収めたリーズは、2試合を残してプレミアリーグ昇格を決めた。しかし、3シーズンぶりの1部復帰に導いたファルケ監督に退任報道が浮上。24日、イギリス『デイリーメール』は適した後任が見つかれば、指揮官交代を検討する可能性があると伝えている。

 この報道に対して、ファルケ監督は「まったく驚くことではない」とコメント。続けて「自分がどのようなクラブと契約したか理解している。リーズが過去20年間で何人の監督と契約したかは知らないが、このクラブで3カ月続けば良い努力を示したことになる」と、クラブが指揮官に求める責任の重さを語った。

 さらに、このタイミングでの報道は、根拠に乏しいとの見解を示しており、「ここに来たこともない、クラブの誰とも話したことないジャーナリストも、当然ながらニュースを報道したがる。注目を集めるには、時として衝撃的な見出しも必要になるからね」と伝えた。

 ファルケ監督はノリッジを率いていた際に、チャンピオンシップを2度制覇しプレミアリーグに挑んだものの、どちらのシーズンも結果を残せず、2回目の挑戦では開幕11試合で解任の憂き目にあった。ファルケ監督のプレミアリーグでの手腕に疑問を呈する声も上がるなか、イギリス『ジ・アスレティック』は、「ファルケ監督は来シーズンも留任するだろう」と見解を述べており、現時点では残留の公算が高いようだ。
 
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