アーセナルは今シーズン、CLのリーグフェーズを6勝1分1敗の成績を残し、3位で通過した。ラウンド16でPSVと対戦し、2戦合計9-3で大勝。準々決勝では、レアル・マドリードを相手にファーストレグを3-0で制すると、セカンドレグでも勝利を収め、準決勝へ駒を進めている。
クラブにとっては、準優勝を果たした2005-06シーズン以来のCL準決勝。ファーストレグのパリ・サンジェルマン戦の前日会見に出席したマルティネッリは、「人生最大の試合だ。サッカーを愛する誰もが、このような試合に出場したいと思うはずだ」とコメント。クラブにとっても悲願となるCL制覇へ向けて「僕らはここにいるに値するチームだ」と語り、次のように意気込みを述べた。
「(CL準決勝に進めたことで)素晴らしいチャンスが巡ってきたと思うし、僕らは成し遂げられると信じて試合に臨みたい。クラブはCLのタイトルを獲得したことはないが、世界最高のクラブの1つでもある僕らは、トロフィーを掲げる資格がある」
20日に行われたイプスウィッチ戦でゴールを挙げたマルティネッリは、アーセナルでの通算50ゴール目を記録。マルティネッリが得点した試合は、一度も負けないという不敗神話が継続している。しかし同選手は自身の得点よりもクラブのCL初制覇を優先。「15キロを走り、ゴールが決められなくても、CL優勝を果たすことができれば、僕は世界一幸せな男になれる」と語り、ビッグイヤー獲得への思いを強調している。