アーセナルに所属するスペイン代表GKダビド・ラヤが、逆転でのチャンピオンズリーグ(CL)決勝進出へ意欲を示した。29日、欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』がコメントを伝えている。


 CL準決勝ファーストレグが現地時間29日に行われ、アーセナルは本拠地『エミレーツ・スタジアム』にパリ・サンジェルマン(PSG)を迎えた。開始早々の4分にウスマン・デンベレに先制点を献上すると、追加点こそ許さなかったものの、ガブリエウ・マルティネッリやレアンドロ・トロサールの決定機は相手GKジャンルイジ・ドンナルンマがことごとくセーブ。そのまま0-1で敗れ、アドバンテージを手にすることはできなかった。

 守護神ラヤは試合後に「立ち上がりのPSGは非常に素早く、ゴールを奪った。最初の15分間は支配されてしまったが、その後は僕たちも試合を支配したと思う。チャンスは何度かあったが、ドンナルンマが素晴らしいセーブをした。彼らはチャンスをものにしてゴールを奪った。僕たちにも得点のチャンスはあったが、決め切ることができなかった」と振り返り、敗戦に悔しさを滲ませるとともに内容には一定の手応えを示した。

 1点ビハインドで敵地『パルク・デ・プランス』へ乗り込むこととなったアーセナル。それでもラヤは「25分からは僕たちがどんなチームにも勝てる力があることを示せた。今シーズンはアウェーで勝てることも証明してきたので、来週も勝利を目指してパリに乗り込むつもりだ」と自信をのぞかせる。アーセナルは今シーズンのCLで6試合アウェーゲームを戦い、戦績は4勝1分1敗。
準々決勝セカンドレグではレアル・マドリードの本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』でも勝利を収めた。

 PSGを逆転し、19年ぶりに決勝へ駒を進めることはできるだろうか。ラヤは「試合に臨む時は、常に同じ姿勢で臨むように心がけている。今日は相手を後手に回して苦しめたし、良いプレーができたと思う。相手にもチャンスはあるが、それがフットボールだ。どんなチームにも勝てると確信しているよ」と意気込みを示した。

 セカンドレグは日本時間5月8日の午前4時キックオフ予定。アーセナルでは累積警告でファーストレグを欠場したガーナ代表MFトーマス・パルティの先発復帰が予想されている。


【ハイライト動画】PSGが序盤のデンベレ弾でアーセナルに先勝!

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