アルゼンチン屈指の名門がシーズン開幕からわずか4カ月で重い決断を下した。
『ESPN』によると、ボカ・ジュニオルスのマウリシオ・セルナSD(スポーツディレクター)はガゴ監督の退任決定に際し、「彼(ガゴ監督)がこのチームの監督を続けることは不可能だと判断した。全力を尽くしてくれたことには感謝しているが、最終決定を下さざるを得ない状況でもある」とコメントしていたという。クラブは「フェルナンドと彼のコーチングスタッフのプロ意識に感謝し、今後の挑戦の成功を祈っている」との声明を発表した。
現在39歳のガゴ氏は現役時代にボカ・ジュニオルスやレアル・マドリード、バレンシアなどで活躍し、アルゼンチン代表として国際Aマッチ通算61試合に出場。引退後は指導者に転身し、アルドシビやラシン・クラブ、チーバス・グアダラハラを経て、昨年10月に古巣ボカ・ジュニオルスの指揮官に就任した。指揮した30試合の戦績は17勝5分8敗となっている。
6月に開幕するFIFAクラブワールドカップ2025では、バイエルン、オークランド・シティ、ベンフィカと同じグループCに入っているボカ・ジュニオルス。新監督の人事に注目が集まる。