2022年10月にシャビ・アロンソ監督を招へいしたレヴァークーゼン。43歳の元スペイン代表MFは、就任当初2部降格圏内に低迷していたチームをすぐさま立て直すと、昨シーズンはブンデスリーガ史上初の無敗優勝を成し遂げたほか、DFBポカールも制覇。3年目の今シーズンもブンデスリーガ第34節終了時点でバイエルンに次ぐ2位につけている。
現行契約を2026年6月末まで残しているシャビ・アロンソ監督だが、今シーズン終了後の去就には大きな注目が集まっている。古巣でもあるレアル・マドリードが退任濃厚となっているカルロ・アンチェロッティ監督の後任候補筆頭に据えており、すでに交渉を開始している模様。レヴァークーゼンとの契約には、古巣クラブからのオファーがあった場合に有効となる“紳士協定”が設けられていることもあり、今夏の退団の可能性が浮上している。
報道によると、レヴァークーゼンは依然としてシャビ・アロンソ監督の決断を待っているものの、今夏の退任に備えて後任候補のリストアップを進めているという。昨年10月にマンチェスター・ユナイテッドを解任されて以降フリーの状態が続いているエリック・テン・ハフ氏も有力候補となっている模様。また、今シーズン限りで退任するレアル・ソシエダのイマノル・アルグアシル監督も、シャビ・アロンソ監督に似たプロフィールを持つ人物として注目されているようだ。
レアル・マドリードやレアル・ソシエダの下部組織を経て、レヴァークーゼンで手腕を発揮したシャビ・アロンソ監督。残留か、指揮官としての古巣復帰か。果たして今夏にどのような決断を下すのだろうか。