2025明治安田J1リーグ第16節が10日に行われ、柏レイソルとファジアーノ岡山が対戦した。

 今季初の連勝で9戦無敗となった柏は、首位鹿島アントラーズと勝ち点差「4」の2位。
対する岡山は直近3試合ゴールが奪えず、5戦未勝利の13位に位置している。先に決定機を迎えたのは柏。8分、右からのクロスに合わせた小屋松知哉がゴールネットを揺らしたものの、直前のプレーでのオフサイドを取られて先制点は認められなかった。

 その後も押し込む柏は、26分に仲間隼人の豪快なオーバーヘッドシュート、39分には久保藤次郎のカットインからポスト直撃の強烈なシュートで岡山のゴールに迫る。しかし、前半のうちに先制点は奪えず、スコアレスで折り返す。

 後半も柏の攻める時間が続く。50分には小泉佳穂がミドルシュートを放つ。これが相手GKスベンド・ブローダーセンに防がれると、こぼれ球にすかさず久保が反応。しかし、再びブローダーセンのファインセーブに阻まれた。

 71分にも柏の決定機。右サイドをえぐった久保が高速グラウンダークロスを供給。ニアに飛び込んだ細谷真大が合わせたが、惜しくも枠をとらえられない。


 岡山の堅守に苦しめられたが、柏の猛攻は結実した。76分、ペナルティエリア手前でルーズボールが生まれると、誰よりも早く小屋松が反応し、ボックス中央の細谷へパスを送る。細谷は丁寧なトラップでボールを収めると、相手GKブローダーセンとの一対一を制した。

 86分に岡山FW一美和成の決定機を許した柏だが、GK小島亨介が阻止。すると90分、前がかりになった岡山の守備をパスワークで崩し、最後はジエゴが決めて柏が大きな追加点を得る。

 後半アディショナルタイム3分には渡井理己がダメ押しゴールを決めたかに思われたが、味方のファウルがあったとして得点は与えられなかった。試合は2-0のまま終了。途中出場の2人が試合を決めた柏は3連勝を収め、岡山は4試合連続の無得点で6戦未勝利となった。柏の次戦は14日に行われ、敵地で横浜F・マリノスと対戦。岡山は次節、18日にホームでアルビレックス新潟と対戦する。

【スコア】
柏レイソル 2-0 ファジアーノ岡山

【得点者】
1-0 76分 細谷真大(柏)
2-0 90分 ジエゴ(柏)


【ゴール動画】柏vs岡山



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