PSGの19歳FWドゥエが2G1AでCL決勝の“最優秀選手”に「言葉が見つからない」

　パリ・サンジェルマン（PSG）のフランス代表FWデジレ・ドゥエが31日、チャンピオンズリーグ（CL）決勝の最優秀選手に選出された。

　CL決勝は5月31日に行われ、PSGはインテルと対戦。序盤の12分にボックス内でヴィティーニャのパスを引き出してアクラフ・ハキミの先制点をお膳立てすると、20分にはカウンターからボックス右でパスを受け、右足を迷わず振り抜く。これがDFに当たってコースが変わり、チームに貴重な追加点をもたらした。

　さらに2点をリードして後半を迎えると、63分にヴィティーニャのラストパスをボックス右で受け、冷静にネットを揺らした。このゴールで勝利を決定づけると、PSGは終盤にも2点を加点し、最終的には5－0という大差で勝利。チームをクラブ史上初となる欧州王者に導いた。

　現在19歳のドゥエは、CL決勝で2ゴールを挙げた史上初の10代選手に。『TNTスポーツ』のインタビューに「言葉が見つからない。本当に信じられないよ。ただただ信じられないんだ。申し訳ないけど、この気持ちを表す言葉が見つからない」とコメント。率直な胸の内を明かした。

　欧州サッカー連盟（UEFA）のテクニカルオブザーバーは「わずか19歳で、2得点1アシストを記録したことが信じられない。驚くほど成熟したプレーを見せ、ゴールを奪う前にはハキミのゴールをお膳立てし、守備面でもハードワークを惜しまなかった」と評価した。

■歴代CL決勝最優秀選手
2025年：デジレ・ドゥエ（パリ・サンジェルマン）
2024年：ダニエル・カルバハル（レアル・マドリード）
2023年：ロドリ（マンチェスター・シティ）
2022年：ティボー・クルトワ（レアル・マドリード）
2021年：エンゴロ・カンテ（チェルシー）
2020年：キングスレイ・コマン（バイエルン）
2019年：フィルジル・ファン・ダイク（リヴァプール）
2018年：ガレス：ベイル（レアル・マドリード）
2017年：クリスティアーノ・ロナウド（レアル・マドリード）
2016年：セルヒオ・ラモス（レアル・マドリード）
2015年：アンドレス・イニエスタ（バルセロナ）
2014年：アンヘル・ディ・マリア（レアル・マドリード）
2013年：アリエン・ロッベン（バイエルン）
2012年：ディディエ・ドログバ（チェルシー）
2011年：リオネル・メッシ（バルセロナ）
2010年：ディエゴ・ミリート（インテル）
2009年：シャビ・エルナンデス（バルセロナ）
2008年：エドウィン・ファン・デル・サール（マンチェスター・ユナイテッド）
2007年：フィリッポ・インザーギ（ミラン）
2006年：サミュエル・エトー（バルセロナ）
2005年：スティーブン・ジェラード（リヴァプール）
2004年：デコ（ポルト）
2003年：パオロ・マルディーニ（ミラン）
2002年：ジネディーヌ・ジダン（レアル・マドリード）
2001年：オリヴァー・カーン（バイエルン）


【動画】大量5得点でPSGが歴史的大勝