アーセナルは今夏の移籍市場でウイング(WG)の補強を画策しているようだ。2日、イギリスメディア『スカイスポーツ』や『ESPN』が伝えている。


 プレミアリーグを3年連続の2位で終えたアーセナルは、タイトル獲得を目指す2025-26シーズンに向けて今夏の移籍市場での大型補強を画策。すでにレアル・ソシエダからスペイン代表MFマルティン・スビメンディの加入が濃厚となっており、スロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコを獲得するべくライプツィヒとの交渉に臨んでいることが明らかになっている。

 こうした動きに加え、WGの補強も今夏の優先事項となっている模様。獲得候補の1人とされているのがアスレティック・ビルバオに所属するスペイン代表FWニコ・ウィリアムズだ。2020-21シーズンにトップチームデビューを飾った22歳はここまで公式戦通算167試合に出場し31ゴール30アシストをマーク。現行契約に付随している契約解除金は5800万ユーロ(約95億円)程度と報じられている。

 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏自身のYouTubeにて「アーセナルとチェルシーの夢のターゲットはニコ・ウィリアムズだが、この選手は非常に高額だ。選手側はまだ何の兆候も示していないため、迅速かつ簡単な取引にはならないだろう」と指摘。アーセナルは確かにニコ・ウィリアムズに熱烈な関心を寄せているものの、獲得へのハードルは決して低くないと強調している。

 また、アーセナルはバイエルンとの契約延長交渉が難航しているドイツ代表FWレロイ・サネをフリートランスファーで獲得することも検討しているようだ。一方、レアル・マドリードに所属するブラジル代表FWロドリゴについては、高額年俸が獲得の障壁になる可能性が高いと報じられている。
編集部おすすめ