現在22歳のエリオットはフルアムの下部組織から2019年7月にリヴァプールに加入。ブラックバーンへの期限付き移籍を経て、2020-21シーズンにトップチームへ復帰した。昨季までは2シーズン連続プレミアリーグで30試合以上に出場するなど、ユルゲン・クロップ前監督の下で中心選手の1人として起用されていた。
しかし、アルネ・スロット監督が就任した2024-25シーズンは序盤にU-21イングランド代表で足を骨折してしまい、約3カ月の離脱を余儀なくされると、チームが好調だったこともあり、復帰した後でもあまり出場機会を得ることができず。最終的にプレミアリーグで先発出場を果たしたのは、優勝を決めた後の2試合のみにとどまるなど、リーグ戦の出場は360分間のみとなり、公式戦でも28試合(スタメンは6試合)出場で5ゴール3アシストを記録するにとどまった。
このような状況から、現行契約は2027年6月30日までとなっているものの、今年1月の移籍市場でも移籍の可能性が噂されるなど、エリオットの動向には注目が集まっている。
そんななか、U-21欧州選手権に出場するエリオットは、今夏の移籍市場でリヴァプールからの退団を考えているかと聞かれると、「22歳、来シーズンには23歳になる年齢なので、チームと話し合う必要がある状況だ」と去就について熟考しなければならない状況であることを認めた。
「キャリアは短いので無駄な年月は過ごしたくない。何が起きるかはわからないからね。じっくりと考える必要がある。今やっていることに満足しているのか、選手としてどう成長できるのかを見極める必要がある。それが一番大切なことだからね」
「僕はただ成長して、最高の自分になりたいだけだ。
なお、リヴァプールは今夏の移籍市場でレヴァークーゼンからドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツが、追加オプションを含め総額1億1800万ポンド(約231億円)と見られる移籍金で加入することに近づいていおり、同選手が加入すればエリオットの出場機会はさらに限られることになりそうだが、果たしてエリオットはどのような決断を下すのだろうか。