ここまで9試合を消化した最終予選で4勝4分1敗を記録し、勝ち点「16」の2位で最終節を迎えたオーストラリア代表。
グループCからの本大会出場権“ラスト1枠”をかけた直接対決は、19分にホームチームが先制する。敵陣左サイドでボールを持ったサーレム・アッ・ドーサリーがボックス内に浮き球のパスを入れ、フィラース・アル・ブライカーンがマーカーを背負いながら体を張ってキープ。走り込んできたアッ・ドーサリーへとリターンを出すと、ドリブルで運んでゴール前にラストパスを送る。シュートはGKに弾かれたが、こぼれ球をアブドゥルラフマン・アル・アブードが押し込み、サウジアラビア代表が先制した。
一方のオーストラリア代表も、42分にゲームを振り出しへと戻す。ハーフウェイライン左からキャメロン・バージェスが前線にミドルパスを蹴り込み、ミッチェル・デュークがサイドに流れながら裏に抜け出す。コナー・メトカーフが内側のスペースを駆け上がってボールを受けると、ハーフレーンからペナルティエリア内に侵入して左足を一振り。シュートはゴールに吸い込まれ、オーストラリア代表が追いついた。
さらに48分、オーストラリア代表が左サイド深くでフリーキックを獲得。
その後、サウジアラビア代表は83分にPKを獲得。しかし、アッ・ドーサリーのキックはGKマシュー・ライアンにストップされてしまう。結局、そのまま試合は2-1で終了。勝利したオーストラリア代表がW杯出場権を掴み取り、サウジアラビア代表はプレーオフ(4次予選)への進出が決まった。
【スコア】
サウジアラビア代表 1-2 オーストラリア代表
【得点者】
1-0 19分 アブドゥルラフマン・アル・アブード(サウジアラビア代表)
1-1 42分 コナー・メトカーフ(オーストラリア代表)
1-2 48分 ミッチェル・デューク(オーストラリア代表)
【グループC・順位表】
1位:日本(勝ち点23/得失点差+27)
2位:オーストラリア(勝ち点19/得失点差+9)
─────────W杯出場決定─────────
3位:サウジアラビア(勝ち点13/得失点差-1)
4位:インドネシア(勝ち点12/得失点差-11)
─────────4次予選進出─────────
5位:中国(勝ち点9/得失点差-13)
6位:バーレーン(勝ち点6/得失点差-11)
【ハイライト】日本代表がアジア最終予選・最終節でゴールラッシュ!