トッテナムは今季、ポステコグルー前監督のもとヨーロッパリーグ(EL)優勝を果たし、クラブに17年ぶりとなる主要タイトルをもたらした。一方で、プレミアリーグは降格圏手前の17位で終えた。そして、トッテナムの取締役会は全会一致でポステコグルー前監督の解任を決定し、6日に解任が発表された。
レヴィ会長は、「(EL優勝の)パレードでは皆さんの感動があふれ出していた。本当に信じられないような光景だった。我々はヨーロッパのトロフィーを手にしたんだ」とコメント。「だが、それだけでは不十分だ。我々がまだ成し遂げていないことが、より重要なんだ。リーグ優勝が必要だ。プレミアリーグで優勝したい。チャンピオンズリーグで優勝したい。勝ち取りたいんだ」と、解任の理由を語った。
そして、「アンジェにはとても感謝している。彼を任命したことを後悔してはいない」と述べ、「だが、全ての大会で競いあわなくてはならないし、そのために変化が必要だと感じた。彼とは素晴らしい関係を維持している。我々は彼に『あなたは、これからもずっとクラブの歴史の一部であり続ける』と伝えた。組織としての決断であり、私個人の決断ではない。感情的には難しいものだったが、クラブのために正しい決断を下したと信じている」と、苦渋の決断であったことを明かした。
【動画】EL優勝!トッテナムのパレードの様子