現在32歳のE・マルティネスは、アーセナルでの長い下積み時代を経て、2020年夏に加入したアストン・ヴィラで正GKとして活躍。公式戦通算212試合に出場し、チャンピオンズリーグ準々決勝進出などクラブの躍進に貢献してきた。また、アルゼンチン代表でもレギュラーを勝ち取り、FIFAワールドカップカタール2022優勝などを果たした。
昨年8月にはアストン・ヴィラとの契約を2029年6月末まで延長したが、本拠地『ヴィラ・パーク』でのシーズン最終戦後に涙を流していたことなどから、今夏の退団も噂されている。サウジアラビアのクラブが獲得に乗り出しているなか、アトレティコ・マドリードもE・マルティネスの状況を注視しているようだ。
アトレティコ・マドリードでは長年スロベニア代表GKヤン・オブラクが絶対的な守護神として君臨してきたが、同選手には退団の可能性が付きまとっている。同クラブはオブラクが今夏に去る場合は、後釜としてE・マルティネスの獲得に乗り出す構えのようだ。一方、以前に関心が噂されていたマンチェスター・ユナイテッドは、現時点でE・マルティネスの獲得を検討していないという。