マンチェスター・ユナイテッドがアストン・ヴィラに所属するイングランド代表FWオリー・ワトキンスに関心を寄せているようだ。6月30日、イギリスメディア『アスレティック』が伝えている。


 ルベン・アモリム体制2年目での飛躍を目指すマンチェスター・ユナイテッドは今夏の移籍市場で前線の補強を画策。ウルヴァーハンプトン(ウルブス)に契約解除金の6250万ポンド(約123億円)を支払い、ブラジル代表FWマテウス・クーニャを獲得したほか、2度に渡るオファーはブレントフォードに拒否されたものの、カメルーン代表FWブライアン・ムベウモとの契約に向けた交渉が進行中だ。

 センタフォーワード(CF)も要補強ポジションとなっており、アモリム監督の“教え子”でもあるスポルティングのスウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュや、フランクフルトのフランス人FWウーゴ・エキティケへの関心が明らかになっている。しかし、前者はチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得したアーセナルへの移籍を優先しており、後者についてはリヴァプールらとの争奪戦が予想されている。

 こうした状況を踏まえ、マンチェスター・ユナイテッドはワトキンスにも関心を寄せており、すでに仲介者を通じてアストン・ヴィラに接触した模様だ。プレミアリーグが定めた収益と持続可能性に関する規則(PSR)の遵守に向け、アストン・ヴィラは今夏の移籍市場で主力の放出に踏み切る構えだが、ワトキンスへのオファーに耳を傾けるかは現時点で不透明とのこと。現時点ではマンチェスター・ユナイテッドが既存戦力を売却した上で、相応の額を提示しない限り獲得は難しいと報じられている。

 現在29歳のワトキンスは2020年夏にブレントフォードからアストン・ヴィラへ加入し、ここまで公式戦通算223試合で87ゴール42アシストをマーク。1月にはアーセナルが獲得に動いたものの移籍は実現せず、最終的には2024-25シーズンのプレミアリーグで得点ランキング7位の16ゴールを記録した。
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