1986年9月30日生まれで現在38歳のジルーは、モンペリエ時代の2011-12シーズンにリーグ・アン得点王の活躍で同クラブ史上初の1部優勝に貢献し、2012年7月にアーセナルへとステップアップ。6年半に渡って在籍したアーセナルでは、公式戦通算253試合の出場で105ゴールを記録した。
2018年1月にはチェルシーに移籍し、チャンピオンズリーグ(CL)やヨーロッパリーグ(EL)などでの優勝を経験。そして、2021年7月に移籍したミランではセリエA優勝を経験した後、2024年7月にロサンゼルスFC(LAFC)に加入し、FIFAクラブワールドカップ2025でも3試合に出場するなど、公式戦通算38試合出場で5ゴール3アシストを記録した。また、フランス代表では通算137キャップを刻み、歴代最多の57ゴールを記録し、FIFAワールドカップロシア2018優勝も経験した。
先月27日に同29日のバンクーバー・ホワイトキャップス戦をラストマッチとし、契約満了の半年前に双方合意のもと契約を解消することがLAFCより発表されていたなか、13年ぶりに母国に復帰することが明らかになった。
リール加入が決定したジルーはリールのクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。
「故郷フランスに帰ってこられて、とても嬉しく、ワクワクしている。オリヴィエ・レタン(会長)からこの挑戦のオファーをもらった時、はっきりとそう思った。13年ぶりにリーグ・アンに復帰するのは、まさに理にかなった決断だった」
「僕は常にリールをフランスのトップクラブだと考えてきた。エデン(・アザール)、(ヨアン・)キャバイェ、(マテュー・)ドゥビュシー、リオ(・マヴュバ)、(バンジャマン・)パヴァールなどリールの元選手を多く知っている。彼らは皆、このクラブの強い価値観に溢れた素晴らしい思い出を持っている」
「チームは昨シーズン、素晴らしいシーズンを送り、(新シーズンは)ヨーロッパリーグに出場する。