サンダーランドは7月1日、ストラスブールからセネガル代表MFアビブ・ディアラを完全移籍で獲得したことを発表した。

 発表によると、契約期間は2030年6月30日までとなる5年契約を締結。
なお、移籍金は明らかになっていないが、イギリスメディア『BBC』によると、サンダーランドはクラブ史上最高額となる3000万ポンド(約59億円)を支払うことになるようだ。

 現在21歳のH・ディアラは幼少期にセネガルからフランスへ移住し、2021年10月に17歳でストラスブールのトップチームデビューを飾った。守備的な中盤から攻撃的なポジションまで幅広く活躍する万能性を武器に、2022-23シーズンからレギュラーの座を勝ち取り、これまで公式戦通算102試合の出場で11ゴール10アシストを記録している。2024-25シーズンにはチームキャプテンを務め、7位に終わったストラスブールのヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)出場権獲得に貢献した。

 また、アンダー世代ではフランス代表を選択していたH・ディアラだが、2024年3月に故郷セネガルでA代表デビューを果たし、これまで11試合出場で4ゴールを記録している。

 9シーズンぶりにプレミアリーグ復帰を果たしたサンダーランドでは、2024-25シーズンのチャンピオンシップ(イングランド2部)・プレーオフ制覇の原動力となったU-21イングランド代表MFジョーブ・ベリンガムが今夏の移籍市場でドルトムントに完全移籍となったため、H・ディアラは同選手の後釜として活躍が期待されている。

 サンダーランド加入が決定したH・ディアラは同クラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。

「ブラック・キャッツ(サンダーランドの愛称)の一員になれて、嬉しく思っている。(本拠地)スタジアム・オブ・ライトとファンの皆と触れ合うのが待ちきれない。昨シーズンの成功は誰もが目にしたと思う。このチームのために全力を尽くし、プレミアリーグでこの色のために戦うことを約束する。この挑戦への準備はできているし、始まるのが待ちきれないね」
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