2025明治安田J1リーグ第33節が4日に行われ、浦和レッズヴィッセル神戸が対戦した。

 首位の鹿島アントラーズと勝ち点差「4」の2位神戸は、次節の直接対決を前に絶対に勝ちたい一戦。
公式戦6試合未勝利の浦和と敵地『埼玉スタジアム2002』で対戦した。前半はホームの後押しを受けた浦和が多くのチャンスを作り出す展開に。21分には安居海渡が鋭いミドルシュートで神戸のゴールを脅かすが、惜しくもポストに阻まれて得点には至らなかった。

 対する神戸は38分、酒井高徳のクロスが相手DF荻原拓也のハンドを誘ってPKを獲得する。キッカーの宮代大聖はゴール左下を狙ったが、相手GK西川周作にコースを読まれて止められ、先制のチャンスを生かせなかった。

 スコアレスで折り返すと、後半開始早々に浦和が待望の先制点を獲得する。マテウス・サヴィオの右コーナーキックにイサーク・キーセ・テリンが打点の高いヘディングで合わせて、J1初得点を記録。浦和にとってもリーグ戦5試合ぶりの得点となった。

 86分、西川が再びビッグセーブでチームを救う。ペナルティエリア右から汰木康也にニアの右下を狙われたものの、浦和の守護神は左足でストップ。1点を守り抜いた浦和はリーグ戦5試合ぶり白星を収め、神戸はリーグ戦7試合ぶり黒星となった。

 次節、浦和は18日に敵地で横浜F・マリノスと、神戸は17日にホームで鹿島と対戦する。


【スコア】
浦和レッズ 1-0 ヴィッセル神戸

【得点者】
1-0 47分 イサーク・キーセ・テリン(浦和)


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