グループステージではグループAに入り、U-20エジプト代表、開催国U-20チリ代表、U-20ニュージーランド代表に3連勝を収め、7得点無失点で首位突破を決めたU-20日本代表は、ラウンド16でグループEを2勝1敗ながら3位通過となったU-20フランス代表と激突した。
試合は巧みなパスワークからペナルティエリア内に侵入した大関友翔が折り返すと、神田奏真が相手DFに掴まれて倒されたところで、U-20日本代表はビデオ判定でのレビューを要求する「フットボール・ビデオ・サポート(FVS)」をリクエスト。しかし、映像を確認した主審はお互いに引っ張り合っていたと判断し、PK獲得とはならなかった。
その後には齋藤俊輔の右足シュートがクロスバーに弾かれたほか、石井久継の左足シュートがポストに阻まれるなど、何度かゴールに迫る場面を作ったU-20日本代表だが、先制点を奪うことはできず、スコアレスのまま前半を折り返した。
後半にも何度かゴールに迫る場面は作り出したものの、スコアは動かないまま0-0で90分が終了。延長戦に突入すると、延長後半終了間際にU-20フランス代表がFVSを要求すると、梅木怜のハンドによってPK判定に。ここで守護神をピサノアレクサンドレ幸冬堀尾から荒木琉偉に交代したU-20日本代表だったが、これをリュカ・ミシャルに決められて今大会初失点を喫した。
これが決勝点となり、このまま試合は終了。U-20フランス代表に敗れたU-20日本代表はラウンド16で敗退となった。
【スコア】
U-20日本代表 0-1 U-20フランス代表
【得点者】
0-1 120+3分 リュカ・ミシャル(PK/U-20フランス代表)
【動画】延長後半ATにPKから決勝点を許したU-20日本代表