FIFAワールドカップ26アジア最終予選・グループCの戦いで首位に立ち、8大会連続8度目のワールドカップ出場を決めた日本代表は、9月シリーズではFIFAワールドカップ26共催国のメキシコ代表、アメリカ代表とのゲームを未勝利で終えていた。今月10日にはパラグアイ代表と対戦し、2-2で辛くもドロー。白星から遠ざかる中で、“王国”との一戦を迎えていた。
だが、日本代表はこの試合で快挙を成し遂げる。試合は序盤からブラジル代表にペースを握られ、前半を0-2で折り返したものの、後半に入ると前からボールを奪いに行った日本代表が勢いに乗り、反撃をスタート。52分、相手のミスを見逃さなかったMF南野拓実(モナコ/フランス)が右足でシュートを突き刺すと、62分には右サイドを抜け出したMF伊東純也(ヘンク/ベルギー)のクロスボールから、MF中村敬斗(スタッド・ランス/フランス)が右足でボレーシュートを叩き込む。さらに、71分には伊東の蹴ったコーナーキックからFW上田綺世(フェイエノールト/オランダ)がヘディングシュートをねじ込んで逆転に成功。試合はこのままタイムアップを迎え、日本代表はブラジル代表との国際Aマッチ14試合目にして初勝利を手にした。
試合後、宮本会長は「親善試合ではありますけれども、ブラジルはブラジルですし、そこで勝つところは、歴史的な瞬間を見たなと思いますし、この勝利は本当にチームの自信になると思っています」と勝利への喜びを口にする。
日本代表はブラジル代表との国際Aマッチで6連敗中で、最後に引き分けたのが2005年6月22日のこと。FIFAコンフェデレーションズカップドイツ2005のグループB第3節で対戦し、2-2のドローでタイムアップを迎えていたが、宮本会長は同試合、キャプテンマークを巻いてフル出場していた。
当時を振り返った宮本会長は「試合の中で若干の空気の揺れは感じた」と明かしつつも、「今日は完全にブラジルの選手たちが焦っていました。
一方で、ブラジル代表相手の歴史的初勝利が、親善試合であったことも忘れてはならない。宮本会長は「来年の本大会で勝つことが1番大事」としつつも、「間違いなくチームの自信にはなりますし、その自信は本大会を戦う上ではすごく重要なところ」と強調。普段、森保監督は選手たちに「自分たちは優勝の本命ではないけれども、そこを目指すだけの力はある」と伝えていることを明かし、日本代表がFIFAワールドカップ26で優勝を目指す上で、“成功体験”を1つ手にした重要性を口にした。
【ゴール動画】日本代表、ブラジル相手に歴史的逆転劇!

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