
【概要】コールマン主催のキャンプイベント「The Coleman Camp 2022」の取材レポート。ワークショップやイベントのほか、2023年のコールマン新製品の紹介も。
今年は初の東西同時開催! コールマンのキャンプイベント!

11月19日(土)・20日(日)、今年もアナログだけど特別感たっぷりのプログラムで人気の「The Coleman Camp」が開催された。
4回目を迎えた「The Coleman Camp」はなんと滋賀県・マイアミ浜オートキャンプ場と千葉県・成田ゆめ牧場ファミリーオートキャンプ場の東西2カ所同時開催だ。
夏休みや連休ではない11月の普通の週末だけど、西100組、東150組のキャンパーが集まった。
子どもが主役のワークショップ

「キッズ・クッキング教室」の東会場では、4歳~小学6年生の子どもたちが自分でチョコバナナホットサンドを作るワークショップを開催。西会場はBBQプロフェッサーさかきさんによるBBQ教室だ。

講師はなんと、サッカー長友佑都選手の専属シェフ、加藤超也さん。甘いモノが苦手な子には特製トマトソースを用意してピザ風ホットサンドを指南していた。

小学4年生~高校生が対象のコールマンのお仕事体験では、スタッフといっしょに設営サポートをしたり、ガソリンランタンの点灯作業をしたり。
子どもたちにとってテント設営のお手伝いをしたことがあっても、ガソリンランタンを扱うの経験はなかなかない。

ガーランドや缶バッチ、ランタンマークオーナメントを作るクラフトワークショップ。針ではなくボンドを使っているので小さな子が安心して参加できるものばかりだ。
ガーランドはコールマン製品のハギレなので、うちにあるバッグと同じ生地を使っているかもと盛り上がる。コールマン好きファミリーにはこの上ないサービスだ。

好きなイラストを選び、専用の機械のハンドルをガシャンと押し込むだけ。

フェルトやスパンコールを貼り付けるオーナメントはこれからの季節にぴったり。大人も夢中になって取り組んでいた。

家族が眠るテントの隣に、子どもがちっちゃなテントをたてて寝るというキッズ テント泊チャレンジ!
最初に参加者みんなでたて方を学んでから、ひとり(きょうだいの場合もあり)につきひとりのコールマンスタッフが付き添って自分のサイトへ。
サイトに到着してからは、親とスタッフが見守るなか子どもだけでテントをたてる。

サンシャインキャッチャーに名前やイラストをくっつけた表札を掲げる。

最後にマットを敷いて完成。設営を見守ったスタッフと記念撮影して準備は整った。子どもたちだけで眠れるかな?

東会場では田中ケンさん率いるTEAM outsideが恒例のウィンドミルお絵かきのほかに、アイロンプリント体験を用意。

シンプルなTシャツだってこのとおり。胸ポケットのプリントでオシャレ度アップ。

東会場には『おかあさんといっしょ』で体操のお兄さんを14年間勤め、現在はEテレ『オハ!よ~いどん』出演中のよしお兄さんが登場。

よしお兄さんのお手本を食い入るように見つめてマネをする子どもたち。
中継で西会場でもよしお兄さんのステージが放送された。
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そして、会場にはコールマンの2023年キャンプギア新製品も展示されていた。
2023年のコールマン新製品も展示発表! キーワードは「グレージュ」

コールマンといえばグリーンとレッドの印象が強かったが、2023年の新製品は落ち着いたグレージュがメインカラー。大人のキャンパーが手にしたくなるものがそろっていた。
現在、コールマンには「エクスカーションティピー/325」しかワンポールテントがないが、来期は「ティピー/ST」と「ワイドティピー/3025」が登場。もちろんグレージュだ。
写真はないが、手持ちの電動ドライバーで抜き差しできるスクリューペグ「Eドライバースチールペグセット」も登場予定で、硬いサイトのキャンプ場で活躍しそう。

「インスタントアップIGシェード」。
スターターパッケージの「インスタントアップドーム/S」と同じ、ハブを合わせるだけで設営できるシェード。メッシュ部分にはイヤな虫をノックダウンする機能を採用している。

「アウトドアワゴン マックス」。
ただの色変えではなく、幅広タイヤは取り外しOK。

ボタンで簡単に外せるので、そのまま車載してもゴロゴロ転がらないのも◎。

「パーカー/C-3」。
レイヤリング型寝袋で、取り外し可能なフードは枕にも。快適使用温度は-3~13℃と幅広い。落ち着いたカラーなのでテント内に広げてもスムーズに眠りにつけそう。

「インフィニティチェア マックス」。
極上の座り心地でシエスタもできる「インフィニティチェア」に、ドリンクホルダーとシェードが付いてより快適に。木目調の肘置きやフットレストなど本体もアップデートされている。

「ヒーリングチェアネクスト」と「メッシュシート HCN」。
サイドにポケットが付いた「ヒーリングチェアネクスト」と、リサイクル生地を使った交換用メッシュ。

「スクリュードライバー」のバーエリアに設置されているエアーソファも来期の新製品。
ほかにもサイドテーブル付きデッキチェアST、コンパクト グランドチェア、コンパクトフォールディングチェアがグレージュとなって登場する。

スモーキートーンデザインがカッコいい真空耐熱構造のアウトドアタンブラーとボトル。日常的に持ち歩きたくなるデザインだ。

参考出品!? 日本特殊ボディーが作った「エクスペディションイーグル コールマンモデル」が東会場の新製品展示コーナーに彩りを添えた。
いすゞの新型Be-camをベースにした走破性の高いキャンピングカーでマスターシリーズのカラーを意識したテーブルとシート、玄関のLEDランタンホルダー、芝生マットなどを装備している。
電動昇降式ベッドや走行充電システム「エネクルーズ」などを装備して1134万5000円~。限定20台。

大規模なステージ、派手な演出はないけれど「The Coleman Camp 2022」では子どもがワークショップに参加している様子をみながら「そうだったんだ」と感心する親の姿もあちこちで見られた。
また、会場内にはコールマンのベテランスタッフによる質問コーナー「キャンパーズ・サポート」もあり、キャンプの疑問、使い方のヒントやメンテナンスについての相談もできる。
初心者キャンパーはもちろん、ベテランもたくさんの知的収穫を得られるイベントだった。
写真、文:大森弘恵