目指せ車中泊スポット全国制覇！ 北海道編① | うめのの車中泊たび

【概要】キャンピングカーで旅するYouTuber「日本を旅するうめの」さんが、日本全国の車中泊スポットを紹介する連載企画。第1回は北海道の道の駅をめぐり、車中泊時のポイントや施設の特徴、見どころ、グルメなどを紹介。

車中泊女子目線で、日本全国の車中泊スポットを紹介！

画像: 車中泊女子目線で、日本全国の車中泊スポットを紹介！

キュートにDIYした中古キャンピングカーで日本全国を旅して暮らす、“キャンピングカー女子”でYouTuberの「日本を旅するうめの」さん。なんと年間300日は、愛車「ぽっぽ号」で車中泊生活を楽しんでいる。

そんなうめのさん、「せっかくキャンピングカーに住んでいるのだから、たくさんの車中泊スポットや道の駅をめぐりたい！」と、“車中泊スポットの全国制覇”を計画中！

そこでSOTOBIRAでは、うめのさんがめぐった車中泊スポットを“うめの目線”で紹介する連載をスタート。まずはうめのさんの地元・北海道の車中泊スポットめぐりへ！

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目指せ車中泊スポット全国制覇！ 北海道編① | うめのの車中泊たび
写真・文／日本を旅するうめの　

北欧の風 道の駅とうべつ

さわやかさNo.1！ 北欧好きにはたまらない！

画像1: 北欧の風 道の駅とうべつ

画像2: 北欧の風 道の駅とうべつ

連載1カ所目の車中泊スポットは、札幌市内からも近い当別町の「北欧の風 道の駅とうべつ」からスタート！

ここ当別町はスウェーデンのダーラナ州レクサンド市と姉妹都市。道の駅も北欧の雰囲気漂う館内になっていて、北欧雑貨やスウェーデントーチなどを販売しています。

画像3: 北欧の風 道の駅とうべつ

家具とキッズコーナーのおもちゃは北欧家具でおなじみの「IKEA（イケア）」で統一。北欧好きなら訪れてみたい道の駅です。

画像4: 北欧の風 道の駅とうべつ

なんとこの道の駅、公式アンバサダーがいるのです。そのアンバサダーとは、北海道を拠点に活動する、さわやかな男性グループ「NORD」。

彼らが楽しそうに道の駅を楽しむ姿が館内のモニターで放映されていて、つい時間を忘れて見入ってしまいました。道の駅にこんな楽しみ方があったなんて……。

♪ おすすめグルメ ♪

たくさんの魅力的なグルメテナントが入る道の駅。人気のレストランもありますが、テイクアウトするならこちらがおすすめ！

画像5: 北欧の風 道の駅とうべつ

高陣CUP STOREの「当別産季節野菜スープカレー」（580円）と、スイーツコーナーにある「スウェーデンソーダ～とうべついちご～」（350円）。

画像6: 北欧の風 道の駅とうべつ

当別町産の野菜を使って野菜ソムリエが考案したメニュー。

季節によって入っている野菜が違いますが、この時は大きなアスパラガスがまるっと一本入っているうえに、カボチャが大きく食べ応え満点。

画像7: 北欧の風 道の駅とうべつ

ソーダはハーブの1種であるバタフライピーの清涼感と、当別産イチゴの甘酸っぱさが合わさってゴクゴク飲めます。混ぜると色が変わって、写真映えもしますね。

画像8: 北欧の風 道の駅とうべつ

画像9: 北欧の風 道の駅とうべつ

道の駅には広い芝生があり、ワンちゃん用のお菓子も売られていますが、施設内はペット同伴禁止。愛犬と旅をする方は、うっかり見落としてお散歩をさせないように注意してくださいね。

〈うめの's 車中泊チェック！〉

総合評価　★★★★☆（５点満点中４点）

車の中で横になっても気になる傾斜はなし。大型の駐車区画がたくさんあるので、安心して立ち寄りやすい道の駅だと思います。トイレもきれいで、何よりいろいろなものがかわいい！　女性におすすめです。休憩だけでなく、グルメや週末のイベントも楽しみたいスポットでした。

北欧の風 道の駅とうべつ 施設データ

住所：〒061-3773　北海道石狩郡当別町当別太774-11
アクセス：札樽道・雁来ICから約15km（約26分）
駐車台数：普通車32台、大型44台、身障者4台
標高：4m

営業時間：道の駅9:00～17:00、カフェ11:00～L.O16:00、農産物直売所（4月下旬～11月中旬）9:00～17:00※冬季は休業

フリーWi-Fi　あり／風呂シャワー　なし／電源　なし／食事処　あり／売店　あり／コインランドリー　なし／オストメイト　あり

周辺情報：
入浴施設　ふとみ明水 万葉の湯（車で約4分・約1.6km）
コンビニ　セイコーマート当別太美店（車で約4分・約1.7km）
スーパー　コープさっぽろ（車で約12分・約6.2km）

道の駅 石狩 あいろーど厚田

オロロンラインで最初に出合う道の駅！

画像1: 道の駅 石狩 あいろーど厚田

「あいろーど厚田」は、国道231号にある道の駅。北を目指す旅人なら必ずといっていいほど立ち寄るスポットです。

画像2: 道の駅 石狩 あいろーど厚田

「にしん街道」の始まりにあり、日本海沿いに商いをしながら海を渡る「北前船」の寄港地でもあります。

画像3: 道の駅 石狩 あいろーど厚田

そんな道の駅 石狩 あいろーど厚田の2階には、北海道の歴史を知ることのできる資料コーナーが。

画像4: 道の駅 石狩 あいろーど厚田

こちらに目を通してから展望ラウンジに行けば、眼下に広がる海の景色もまた違って見えるかもしれません。

♪ おすすめグルメ ♪

さて、この道の駅でおすすめしたいグルメが、2階にあるテイクアウト専門店・石狩二三一の「二三一バッテラ」（1100円）。

画像5: 道の駅 石狩 あいろーど厚田

ニシンの身の押し寿司……と思いきや、中に数の子が入っためずらしい親子押し寿司。ニシン漁で栄えた地域ならではのバッテラは、お酢の効いたしっとりご飯とニシンに、数の子のシャキシャキ食感が新感覚。他ではなかなか味わえないお寿司、ぜひ体験して！

画像6: 道の駅 石狩 あいろーど厚田

画像7: 道の駅 石狩 あいろーど厚田

ご当地自販機も登場！　石狩地方の食材を使った缶カレー「イシカリ―」を買うことができます。このネーミング、話のネタにもってこい!?

〈うめの's 車中泊チェック！〉

総合評価　★★☆☆☆（５点満点中2点）

画像1: 目指せ車中泊スポット全国制覇！ 北海道編① | うめのの車中泊たび

第1駐車場は1台分のスペースが狭く、通路も広くありません。大きめの車を取り回すなら第2駐車場が好ましいですが、トイレまでけっこう歩きます。

また、国道を挟んで向かいにも駐車場があり、海を感じるにはいい場所であるものの、横向きに傾斜が強く、そばのトイレが使用できない期間があるのも難点。　

画像2: 目指せ車中泊スポット全国制覇！ 北海道編① | うめのの車中泊たび

女性トイレにはパウダーコーナーあり。洗面所では温水が出て、気持ちよく使用できました。

道の駅Wi-Fiは展望デッキを除いた館内全域で入ったので、食事をしながら利用できそうです。

また、この道の駅はライダーが多く立ち寄る場所です。夏の連休は、朝方や夜間でもバイク音が響くことがあります。利用者同士、乗り物の音はお互い様ですが、気になるようならオフシーズンの利用がおすすめです。

道の駅 石狩 あいろーど厚田 施設データ

住所：〒061-3601 北海道石狩市厚田区厚田98-2
アクセス：札樽自動車道・札幌北ICから約41km（約54分）
駐車台数：普通車200台、大型4台、身障者3台
標高：約28m

営業時間：道の駅10:00～16:00、飲食10:30～16:00

設備：フリーWi-Fi　あり／風呂シャワー　なし／電源　なし／食事処　あり／売店　あり／コインランドリー　なし／オストメイト　あり

周辺情報：
入浴施設　石狩天然温泉 番屋の湯（車で約30分・約27km）
コンビニ　セイコーマート厚田店（車で約2分・約750m）
スーパー　地産ショップあべ（車で約21分・約20km）

道の駅るもい

ママにやさしい設備も！　地元に愛されるスポット

画像1: 道の駅るもい

ドッグラン、パークゴルフ、庭園を有した公園にあり、地元に愛される「道の駅るもい」。

留萌イチオシゆるキャラは、リアルな「子持ち」キャラ！　数の子をモチーフにしたKAZUMOちゃん。

画像2: 道の駅るもい

•25歳、一児の母
•背負っている子どもの名前はワカコちゃん
•旦那さんは遠洋漁業中

設定が妙にリアル！（笑）　でも、そんな子育て真っ最中のKAZUMOちゃんも嬉しい設備が、道の駅るもいにはあるんです！

画像3: 道の駅るもい

授乳室に暖房が備わっていたり、おむつの自販機も用意されています。

画像4: 道の駅るもい

駐車場には身障者用だけでなく「マタニティ駐車場」という看板が。ママに優しいですね。

画像5: 道の駅るもい

画像6: 道の駅るもい

本館2階へ移動すると、アンテナショップの天井に見事なチョークアート。こちらもぜひチェックを！

♪ おすすめグルメ ♪

画像7: 道の駅るもい

留萌のおいしくてユニークなモノを集めた「ナニコレ自販機」を発見！　これは市内にある菓子店「ルモンド」が設置したもの。

画像8: 道の駅るもい

「かたすぎるプリン」「ゆるすぎるゼリー」の組み合わせが気になります。

画像9: 道の駅るもい

外に出ると庭園があり、季節の花々がたくさん咲いていました。クルマ旅生活は運動不足になりがちなので、ウオーキングするのもいいですね。

画像10: 道の駅るもい

画像11: 道の駅るもい

公園にあるトイレもとてもきれい。

画像12: 道の駅るもい

道の駅るもいでの食事はテイクアウトのみで、ゆっくり食事をできるところがありませんが、ただいま新館建設中。2022年春に観光客向けにアンテナショップが拡大され、カフェがオープンする予定です。

〈うめの's 車中泊チェック！〉

総合評価　★★★☆☆（５点満点中3点）

駅と住宅地の近くの道の駅なので大型トラックなどは少なく、夜は静かに過ごせます。道の駅のコンセプトから、女性の車中泊でも落ち着く雰囲気があります。

旅行者でもゆっくり食事ができる場所があれば、もっと快適に利用できそうです。新施設オープンに期待！

また、そばには公園があり、地元の家族連れの利用も多い道の駅となっています。

長期旅行者はつい気を抜きがちな身だしなみを整えて。不審に思われるような行為はしないようにいつも以上に気をつけたいところ。

道の駅るもい 施設データ

住所：〒077-0005　北海道留萌市船場町2-114
アクセス：深川留萌自動車道・留萌ICから約2.4km（約5分）
駐車台数：普通車107台、大型9台、身障者2台
標高：約3.7m

設備：フリーWi-Fi　あり／風呂シャワー　なし／電源　なし／食事処　テイクアウトのみ／売店　　あり／コインランドリー　なし／オストメイト　あり

周辺情報：
入浴施設　ホテル神居岩（約4km、車で約8分）
コンビニ　ローソン留萌栄町店（約450m、車で約2分）
スーパー　コープさっぽろるもい店（約1.8km、車で約5分）

道の駅おびら鰊番屋

道内最大の鰊番屋で漁師魂を感じる！

画像1: 道の駅おびら鰊番屋

特産品の販売や休憩コーナーなどがある小平町観光交流センター、日本海の海の幸が味わえる食堂が人気の“食材供給施設”、国の重要文化財・旧花田家番屋を併設する「道の駅おびら鰊番屋」。

画像2: 道の駅おびら鰊番屋

道の駅本館もその番屋に合わせて、渋い外観。自販機も黒塗りになっている徹底ぶり。

画像3: 道の駅おびら鰊番屋

画像4: 道の駅おびら鰊番屋

天井の高い休憩スペースの漁師旗は圧巻！　畳の休憩スペースもあり、ゆっくり過ごせます。

画像5: 道の駅おびら鰊番屋

また売店の上の階には無料で見学できる郷土資料館があり、明治の生活の様子を見ることができますよ。

♪ おすすめグルメ ♪

画像6: 道の駅おびら鰊番屋

地元産の商品が並ぶ売店には、道の駅限定お菓子コーナーがありました。そのなかでも気になったのが……

画像7: 道の駅おびら鰊番屋

左の「子持ちクッキー」（130円）と右の「たこ墨まんじゅう」（120円）。

おしゃれなパッケージのスイーツですが、中身は数の子とたこ墨。渋い。渋すぎる……！

画像8: 道の駅おびら鰊番屋

「子持ちクッキー」は、かわいいお魚クッキーにチーズと燻製した数の子が。甘味なのか珍味なのか……。この奇跡とも言える出逢いに感謝です。

画像9: 道の駅おびら鰊番屋

「たこ墨まんじゅう」はしっとりとした甘いこしあんで見た目のダークさはなく、誰でもおいしく食べられます。

このように、手軽にご当地の味覚を楽しめるのが道の駅の魅力。でも営業時間に間に合わないことも、クルマ旅にはよくありますよね。

画像10: 道の駅おびら鰊番屋

画像11: 道の駅おびら鰊番屋

そんなときにうれしいのが、24時間利用可能なご当地自販機。

〈うめの's 車中泊チェック！〉

総合評価　★★★☆☆（５点満点中3点）

休憩スペースが充実し、レストランもあり、観光もできる道の駅。トイレもきれいで安心して使えます。

画像3: 目指せ車中泊スポット全国制覇！ 北海道編① | うめのの車中泊たび

車中泊の注意点としては、駐車場の傾斜に要注意。海に向かって低くなっており、特に国道向かいの海側の駐車場は傾斜が強くなっています。休憩する際は、頭側が高くなるように考えて、車を止めましょう。

道の駅おびら鰊番屋 施設データ

住所：〒078-3454　北海道留萌郡小平町宇鬼鹿広富
アクセス：深川留萌自動車道・留萌IC~約24km（約25分）
駐車台数：普通車61台、大型10台、身障者2台
標高：約6m

営業時間：道の駅9:00～18:00、レストラン＆見学施設8:00～17:00（5～10月）・9:00～16:00（11～4月）

設備：フリーWi-Fi　あり／風呂シャワー　なし／電源　なし／食事処　あり／売店　あり／コインランドリー　なし／オストメイト　あり

周辺情報：
入浴施設　小平町総合交流館ターミナルゆったりかん（約13km・車で約13分）
コンビニ　ローソン留萌鬼鹿店（約1.7m・車で約3分）
スーパー　JAるもいAコープオリーブ（約18km・車で約19分）

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画像: 道の駅おびら鰊番屋 施設データ

今回は札幌からアクセスのいい北欧ライクな道の駅と、最北端目指すオロロラインの中でも、鰊で栄えた数の子好きにはたまらないエリアを旅しました！　このまま海沿いに北へ向かいます！

なんと、次回は旅人必見の温泉併設スポットが続きますよ。お楽しみに！

写真・文：日本を旅するうめの