
【概要】VAN CAMP JAPANによるイベント「VANTOWN」レポート。参加者たちのこだわり車中泊仕様やバンライフカーの内装などを紹介。
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2023年12月9日(土)、東京都江戸川区のカヌー・スラロームセンターでVAN CAMP JAPANによる1日限定イベントが開催。


大観覧車の麓に現れた1日限りの街「VANTOWN」に、思い思いにカスタマイズされたバンライフカーが大集合。十人十車、ひとつとして同じものがない。

バンキャンプの達人たちのアイデアが光る個性的な愛車を紹介しよう。
VAN CAMP JAPANとは?
「クルマに乗ってキャンプにでかけよう」をテーマに「バンキャンプ」の魅力を伝えるべく小濱潤平さん、ヘンミマオさんらが中心となって発足したコミュニティ。オーナーミーティングやイベントを開催している。
スバル・サンバー 38111studioさん

DIYで軽とは思えない広さを実現
軽自動車を広く使うため、収納スペースは最低限、ベッドは作らずコットで寝る、造り付けの造作は小さめにし、より広く感じられるように工夫している。

後部座席は取り外してあり、車内高が高いためキャンプチェアでくつろげる。適度に荒さを残した手作り感ある雰囲気で、無骨でレトロなギアがカッコいい!

休日には屋外で焚き火を楽しみ、車内でも車中飯を楽しむバンキャンパー。車内のシンクは、セリアのウォータージャグを有孔ボードで固定。マネしたいDIYだ。
日産・NV200バネット Saoriさん

こだわりは抜群の収納力!
DIY未経験からクルマ作りをスタート。同車種でDIYした人がいないため資料がなく試行錯誤を繰り返し、作り直し3回目でようやく満足できるものが完成。

こだわりポイントは、車内のみでベッド展開を完結、収納スペースを広くしたこと。普段は愛犬ロデオくんとのふたり旅を楽しんでいる。


ウッド調で明るい車内は、断熱が効いていて冬でも暖かい。磁石でライトを吊るせるよう天井部の隙間に磁石を仕込むなど、随所に細かい工夫が凝らされている。
トヨタ・ハイエース ふくさん

引き出し式キッチンが秀逸!
車中泊旅、スノボ、SUPなどアウトドアを楽しむふくさん。スライドするキッチンは車内でも車外でも使い勝手抜群!


こだわりは、リアウインドウに組み込んだテレビと、USBソケットを組み込んだ多機能なコンソールボックス。ラグジュアリーなレザー張りの内装にマッチしている。

内装をすべて剥がし制振、断熱、デッドニングに1週間かかったそう。快適な車内にするためには見えない場所にも妥協がない。
トヨタ・ハイエース 吉田ファミリーさん

カントリー調の車内は子どもの秘密基地
YouTubeなどを参考に初のDIYでクルマを完成させたという吉田さん。カントリー調で温かみのある車内は、まるでログハウスにいるかのよう。


キャンプギアを置く場所を決めて設計、キャンプテーブルを内装の一部として収納できるよう自分好みにデザインできるのがDIYの最大の魅力という。

キャンプでは、テントを設営し大人は外でくつろぎ、子どもは車内でテレビゲームを楽しむという。まさに「走る子ども部屋」だ。
スバル・サンバー セプテンバー夫婦さん

シンプルさを追求したボーホースタイル
沖縄移住のため自分たちで作ったバンライフカー。統一感を出すため、内外装の色は白、ベージュ、キャメルのみを使用。


快眠を第一に考え家具は作らず、軽でセミダブルサイズのベッドを実現。

現在は沖縄に移住しており、沖縄での車中泊旅を楽しんでいるそう。その様子はInstagramにて公開中。
トヨタ・ハイエース ayakaさん

DIY女子の“好き”を詰めこんだマイルーム
イベントテーマ「80’sアメリカン」コーデのayakaさん。DIY好きなので愛車のレイアウトはよく変更するという。


現在は、後方を全面ベッドにし収納スペースを広くした。色はナチュラルピンクで統一し、かわいらしい仕上がりとなっている。大好きなピアノを設置したのがお気に入りポイント。

普段はソロか友人ふたりで、テントは張らずバンキャンプを楽しんでいる。今後は仕事を退職して日本一周を計画中とのこと。
写真・文:まるなな
写真協力:rui
初出:カーネル2024年3月号vol.65