現在、“第1夫人”の陽咲さん、“第2夫人”の彩花さん、“第3夫人”の千晴さん、そして2人の子どもを合わせて合計6人で共同生活を送っている(“第4夫人”の千尋さんは家出中)。
3月には千晴さんが双子を出産予定。そんななかで2月上旬、第2夫人の彩花さんが突然、家を出て行ってしまったという。SNSで「離婚」が発表され(※もともと婚姻届は提出していないので、厳密に言えば「離婚」ではなく「破局」)大きな話題を呼んでいた。
仲睦まじい様子だったが、実際は子育てや仕事、不妊治療のことなど、さまざまなすれ違いが起こっていたという。そこで今回の騒動について詳しい話を聞いてみた。
SNSで“第2夫人”との「離婚」を発表

妊活をしていたというが、とにかく毎日が忙しく、デートの順番などを渡部さんが守れず「僕が突き放してしまったんです」と話す。
「それぞれの夫人とデートも平等にしているんですが、正直、YouTubeを始めてからは事情が変わってきて。動画としては、その時に“旬な人”を多く出す必要がある。だから、デートの回数も時期によって変動があった。僕は忙しいという言葉を使うのが嫌いなんですが、本当に忙しくて、それでも『構ってほしい』と彩花に言われてストレスも溜まっていました」
彩花さんは体外受精を強く希望していたが、渡部さんは「そこまでの必要性を感じなかった」と言い、今回の騒動の以前からすれ違いは多かったようだ。
「彩花は必要な存在」謝罪の手紙を送って…

この中から彩花の卵管の手術費用を捻出する予定が、足りなくなっちゃって。それなのにデートの順番や不妊治療のことをせっつかれて、僕も頭にきたんです」
そして今回の大喧嘩に至り、渡部さんは彩花さんに一時的な感情で「出ていけ!」と言ってしまったそうだ。
「本気じゃなかった。冷静になったらすぐに“彩花は必要な存在”と後悔しました。落ち着いた状態で手紙を書いて、もう1度話したいと彩花に伝えました」
渡部さんは「戻ってきてくれる可能性は50%ぐらいかなって。もしかしたらもう無理かも」と弱気だったというが、「もう一度、彼を信じてみます」と彩花さん。無事に仲直りしたそうだ。

「夫人は夫人を味方につけるから、喧嘩は毎回、僕が不利なんです。絶対に3対1になる(苦笑)。
そして渡部さんは、今回の喧嘩を踏まえて、今後について話してくれた。
「まず彩花の卵管の手術をして、それが終わったら今まで通りのタイミング法と、体外受精をします。その前に彼女は保険証をなくしてそのままなので(苦笑)、早急に再発行してもらわなきゃですが……2025年は確実に彩花との子どもをつくってみせます!」
「自分の幸せを探していきたい」

「SNSのDM(ダイレクトメッセージ)で『ガッカリしました』とか『逃げればよかったのに』とか『脱退すればよかったのに』なんていう意見が届きました。逃げるとか脱退とかって、もう宗教みたいな扱いですよね」
とはいえ、温かいメッセージもあったようだ。
「不妊で悩んでいること、子どもが欲しいことを動画で話したら『こうして授かりました』というアドバイスや『私も不妊治療を頑張っています』や『一緒に頑張ろう!』みたいな共感の声もあったので、本当に心が温まりました」
色々あっても渡部さんのことを「大嫌いになれない」と恥ずかしそうに微笑む。
「ムカつくし腹が立つけど、どうしてもここに帰ってきちゃう。この選択が正解だったのか、不正解だったのか、私にもわかりません。でも、自分で決めたことだから。この家で、この家族で、自分の幸せを探していきたいですね」
彩花さんは最後に「いいご報告ができるように頑張ります」と話してくれた。今後も渡部家の動向から目が離せない。
<取材・文/吉沢さりぃ>
―[勝手に“一夫多妻”の共同生活]―
【吉沢さりぃ】
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720